2021年4月11日日曜日

2021年来日ピアニストをチェックしてみた:少し増えてきた ♪?

緊急事態宣言が解除されても、結局は「まんぼう」(まん延防止等重点措置)というよく分からない「措置」が、東京の主な地域では明日 4月12日〜5月11日に実施される。

コンサートが開かれるようになっても、心配性の私としては、ホールまで行く途中の電車などが気になって、まだ当分はコンサートに行くのはガマン😣と決めている。

でも、つい最近バレンボイムが急遽来日してリサイタルを行うことが発表されたりして、来日ピアニストについてもちょっと気にはなり始めている…(^^;)。




上の絵は何だか変な組み合わせになってしまった。個人的に気になるものトップ 3 を選んでみたらこうなってしまった…(^^;)。クラシックピアニストとジャズピアニストとハープシコーディスト(チェンバリスト)…。

ただ、バレンボイムは公演ポスターだが、上原ひろみとジャン・ロンドーはポスターがなかったので、それぞれ CDジャケットの写真と、2019年のポスターを使わせてもらった。

以下、2021年に公演が行われる予定のピアニストをざっとチェックしてみた。個人的な興味でハープシコードやフォルテピアノのリサイタルや日本人ピアニストも含まれている。


5月は「別府アルゲリッチ音楽祭」があるので、マルタ・アルゲリッチが来日する。東京での公演も 5月14日にミッシャ・マイスキー(チェロ)とのデュオが予定されている。



上原ひろみは新日本フィルの「ジャズ・コンサート」にゲスト出演する。5/4、すみだトリフォニーホールにて。→✏️公演情報


ピエール=ロラン・エマールは東響の招きで来日し、バルトークのピアノ協奏曲第1番を弾く。これも大変興味があるのだが…。5/15にミューザ川崎、5/16にオペラシティにて。


それから、藤田真央くんは来日できなくなったアンドレ・ラプラントの代役で 2つのコンサート(↓)に登場することになった。→✏️5月公演の開催、チケット発売について

5/21 サントリーホール/読響:モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
5/25 サントリーホール/読響:ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番


あと、児玉麻里さんは 5月27日に東響とミューザ川崎で、ベルクの「室内協奏曲-ピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のための」を演奏する。これも面白そう ♪


6月は急遽決まったというダニエル・バレンボイムの二つの公演(↓)がサントリーホールで行われる。→✏️ダニエル・バレンボイム ピアノ・リサイタル

6/3 サントリーホール:ベートーヴェン:ソナタ第1番〜第4番
6/4 サントリーホール:ベートーヴェン:ソナタ第30番〜第32番


それから、東響の招聘でアレクセイ・ヴォロディンが 6月12日にオペラシティに登場する。曲はプロコフィエフのピアノ協奏曲 第2番。東響さん頑張っているなぁ…(^^)♪


あと、シャルル・リシャール=アムランが 6月18日にフィリアホール(横浜市青葉区)でベートーヴェンのピアノソナタ第13番・第14番、メンデルスゾーンの「スコットランド・ソナタ」、ショパンの「24の前奏曲 Op.28」を弾くことになっている。


6月25日はダン・タイ・ソンの登場。紀尾井ホールで J.S.バッハ=フェインベルクの「ラルゴ イ短調」、ベートーヴェンのソナタ第30番、ショパンの「4つのマズルカop.24」「ポロネーズ第6番『英雄』などを演奏する。


7月になると、牛田智大くんがショパン国際ピアノコンクールの準備のために?、オール・ショパンのリサイタルを行う。7月4日、鎌倉芸術館で、ノクターン第7番、幻想曲、ソナタ第2番「葬送」、バラード第4番、ポロネーズ第6番「英雄」、24の前奏曲、舟歌といったプログラム。



7月13日には、クンウー・パイクが王子ホールで、これまたオール・ショパン、オール・ノクターンのリサイタルを予定している。ノクターン第1番・第2番・第4番・第5番・第7番・第13番・第14番・第16番〜第20番遺作。


あと、初めて聞く名前だが、イド・バル=シャイ(Iddo Bar-Shaï、イスラエル、1977-)というピアニストが 7月18日にトッパンホールで、クープランのクラヴサン曲、ハイドンのソナタHob.XVI/24、ショパンのポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」 他を弾く予定。

2022年に新しくスタートする「秋田潟上国際音楽祭」音楽監督への就任が予定されていて、その披露コンサートのようだ(↓)。



9月4日には、オペラシティにミハイル・リフィッツが登場し、東響と共演。曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番。


10月は、読響がペーター・レーゼルを招聘して、東京芸術劇場でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏する。10月 9日と10日。

同じく、読響は 10月29日にヴィキングル・オラフソンとサントリーホールで共演。曲目は日本初演となるトーマス・アデスの「イン・セブン・デイズ」。ちょっと興味あり ♪

ヴィキングル・オラフソンは、10月20にすみだトリフォニーホールでのリサイタルも行うようだが、曲目は未定。


11月には、児玉麻里がふたたび東響に招かれて 11月6日にミューザ川崎でプロコフィエフのピアノ協奏曲 第2番を弾くことになっている。


また、Allegro Music の記事(✏️2021年後期~2022年度 来日アーティストのご案内)によると、ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)が 11月9日〜19日に来日予定となっている。詳細スケジュールは発表されてないようだ。


読響は、ミシェル・カミロという人を呼んで、本人が作曲したピアノ協奏曲第2番「テネリフェ」の日本初演を行うことになっている。11月20日・21日に東京芸術劇場にて。

ミシェル・カミロは、1954年ドミニカ生まれの「現代ジャズ界最高峰ピアニスト、作曲家」らしい。どんな協奏曲なのだろう…?

✏️ミシェル・カミロ(Sony Music)


12月にはハープシコードのジャン・ロンドーが来日予定(12/3-14)で、デュオやリサイタルを行うようだが、詳細未定。

この人は、ゴルトベルクの演奏を聴いてとても気に入った人だ ♪



東響は 12月にも海外ピアニストを呼んでいる。ニコラ・アンゲリッシュがブラームスのピアノ協奏曲第2番を弾く。12月4日サントリーホール、12月5日はミューザ川崎で。


一方、読響はキリル・ゲルシュタインを呼んで、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(原典版)を演奏する予定だ。12月14日、サントリーホールにて。


…と、まだ数はそれほど多くないものの、けっこう聴きたいコンサートが沢山ある。でも、やはりコロナは怖いし…(^^;)…、もうしばらくの辛抱かな…?

でも、まだワクチンの順番も回ってきてないし、感染者数のグラフも増えるばかりだし…。ふぅ〜〜〜、出るのはため息ばかり…(^^;)。



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