これじゃマズいので、よく理解できないまま、無理矢理にアナリーゼ的?なことをやってみた。練習する単位として 32個の「ブロック」に分けただけ…とも言えるが…😓。
八分音符が動き回る音型が登場するまでの最初の 45小節を「第1部」とした。
この部分は、上の楽譜の 5小節目がフーガの主題になっている。この主題を「第1主題」と呼ぶことにする。
そのあと、46小節目から下記のような「八分音符が動き回る」音型が登場するが、このソプラノパートを「第2主題」と考えることにする。
そのあとをよく見ると、途中まではこの第2主題を使ったフーガ(みたいな部分?)が続くのだが、97小節目からは第1主題と第2主題が絡んだフーガ(みたいな部分?)となる。
なので、前者を第2部、後者を第3部と考えることにした。
最後は、コーダ的な部分があるのだが、どこからを「コーダ」と考えるのかよく分からないので、第1主題と第2主題の組合せが途切れたところを境目として、最後 16小節をコーダ(第4部)とみなすことにした。
なので、おおまかに言うと下記のような「三部形式?+コーダ」と考えてもいいのかも知れない。(自信のない表現になっている…(^^;)…)
第1部:第1主題によるフーガ
第2部:第2主題によるフーガ
第3部:第1・第2主題を組み合わせたフーガ
少し細かく見てみると、主題の登場する声部が次々と変わっていることが分かる。その中で、当然「主題の転調」なども起きている。
まとめてみると…。[ ] 内の数字は小節番号、( ) 付き数字はブロック番号。
第1部 [1〜45]:第1主題によるフーガ
ブロック (1)〜(7) で、主題が「バス→テノール→アルト→ソプラノ」「バス→テノール→ソプラノ」と移り、最後に 4小節のコデッタ (8) [42〜45] を経て第2部へ。
第2部 [46〜96]:第2主題によるフーガ
ブロック (9)〜(18) で、「ソプラノ→アルト→テノール→バス」「ソプラノ→テノール→アルト→アルト→バス→バス」と主題の声部が移っていく。
その中で、後半のアルト2回 (15)(16) のところに半音階で下降するオブリガート的旋律が登場し、その後のバス2回 (17)(18) のところでシンコペーション的な音型がアクセントをつけている。ブロック (19) の経過句?を経て第3部へ。
第3部 [97〜154]:第1・第2主題の組合せによるフーガ
各ブロックで第1主題と第2主題が登場する声部を見てみると…。
(20) バス+ソプラノ
(21) ソプラノ+バス
(22) アルト+ソプラノ → 途中で交代
(23) ソプラノ+アルト+経過句
(24) ソプラノ+バス
(25) ソプラノ+テノール
(26) 経過句
(27) テノール+ソプラノ
(28) ソプラノ+アルト
(29) テノール+ソプラノ
(30) ソプラノ+バス
第4部 [155〜170]:コーダ
第1・第2主題の断片を組み合わせた終結部のブロック (31)(32)。最後は、第1部のコデッタと同じ音型(四分音符の和音)を使って終わる。
…と、一応は曲全体の作りが分かったような気にはなってきた…のだが、それぞれのブロックの作りが次々に変化していくので、感覚的にはまだつかみきれていない…かな?
あとは、もう少し止まらずに弾けるようになって、各ブロックごとの強弱などをちゃんと付けられるようになって、さらに、主題を際立たせる(とくに内声部)ことが出来るようになれば、もう少し納得?しながら弾けるようになるのかも知れない。
まぁ、大まかな構成が分かって、ブロック分けも出来たので、ある程度ポイントを意識しながら部分練習をすることが可能になったのではないだろうか…。
新年度も始まったので(定年ライフにはあまり関係ないですが…)、気分を新たにして頑張ってみようと思う…(^^)♪
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