正式なタイトルは「楽しき狩こそ我が悦び」(Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd)。
BWV208 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
今回も、「結婚カンタータ」以来すっかりお世話になっている「孤独のクラシック」の記事(↓)をじっくり読んで、歌詞も参照させて戴いた(感謝!♪)。
✏️月と狩りの女神に祝福された誕生日。バッハ『狩りのカンタータ』(孤独のクラシック ~私のおすすめ~)
自分の勉強のために…(^^;)…上の記事から概要をメモしておく。
このカンタータは残っている世俗カンタータの中では一番古く、バッハ28歳(1713年)ワイマール時代の作品。
当時、バッハはザクセン=ワイマール公ヴィルヘルム・エルンストの「宮廷音楽家兼宮廷オルガニスト」として仕えていた。
その公爵のお供をして、親戚筋のザクセン=ヴァイセンフェルス公クリスティアンの宮廷を訪れたときに、クリスティアン公の誕生日を祝うために作曲、演奏したのがこのカンタータ。
クリスティアン公は大の狩好きだったので、狩猟をテーマにして、ギリシャ神話の神々(月の女神アルテミスや牧神パーン等)を登場人物とした物語とした。歌詞はワイマールの宮廷詩人ザロモン・フランク作。
作品は次の 15曲からなる。内容は題名から少しは想像できるかも…(^^;)?
- レチタティーヴォ「楽しき狩こそわが悦び」
- アリア「狩は神々の愉しみ」
- レチタティーヴォ「何ゆえに、美しき女神よ」
- アリア「汝もはや楽しまざるか」
- レチタティーヴォ「われいまだ汝を愛せども」
- レチタティーヴォ「われただ一人の神なれど」
- アリア「公こそかの地のパンなり」
- レチタティーヴォ「ならばこのパラスの捧げ物が」
- アリア「羊は憩いて草を食み」
- レチタティーヴォ「さらば共に歌わん」
- 合唱「栄えよ、地上の太陽よ」
- 二重唱「われらを恍惚たらしめたまえ」
- アリア「豊かなる毛並みの羊が」
- アリア「野よ畑よ」
- 合唱「愛しき眼差しよ」
YouTube には全曲演奏したものがあまり見つからずコレ(↓)を聴いた。ニコラウス・アーノンクール指揮なので、定評ある演奏の一つだと思われる。
ソプラノが Yvonne Kenny、Angela Maria Blasi の二人、テノールが Kurt Equiluz、バスが Robert Holl という人。ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)指揮の Concentus musicus Wien の演奏。
で、9曲目のアリア「羊は憩いて草を食み」を Egon Petri という人がピアノ曲に編曲したものがあって、それなりに有名だと思われる。軽快で可愛らしくてなかなかいい感じの曲なのだが、けっこう難しい…(^^;)。
2017年にソン・ヨルムというピアニストを初めて知ったときに彼女が弾いている音源を聴いて気に入ったものだ ♪
今回見つけたのは、ロシアのポリーナ・ オセチンスカヤ(Polina Osetinskaya)というピアニストが弾いているもの。少しゆっくり目で落ち着きがあっていい ♪
2019年 2月にモスクワで録音したこの CD (↓)からの音源のようだ。
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