BWV21 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
BWV21 は 1714年6月17日に初演されている。この日の礼拝はヨハン・エルンスト公子が病気療養のために旅立つ、別れの機会でもあったようだ。公子は翌年逝去している。
2部構成(↓)となっており、礼拝では第1部と第2部の間に「説教」が置かれる。
第1部
- Sinfonia
- 合唱「Ich hatte viel Bekümmernis in meinem Herzen」
- アリア「Seufzer, Tränen, Kummer, Not」
- レチタティーヴォ「Wie hast du dich, mein Gott」
- アリア「Bäche von gesalznen Zähren」
- 合唱「Was betrübst du dich, meine Seele」
第2部
- レチタティーヴォ「Ach Jesu, meine Ruh」
- 二重唱「Komm, mein Jesu, und erquicke / Ja, ich komme und erquicke」
- 合唱「Sei nun wieder zufrieden, meine Seele」
- アリア「Erfreue dich, Seele, erfreue dich, Herze」
- 合唱「Das Lamm, das erwürget ist」
主に参考にさせて戴いたのは下記記事だが、「まるでベー トーヴェンの『苦悩を通して歓喜へ』を先取りしている」という指摘はナルホドと思った。
「バッハの教会カンタータのよくあるパターンは、まず最初に、悩み、苦しみ、 恐れおののく人間の姿が描かれ、これに対して、キリストの救いと慰めが示され る、そして最後は信仰の勝利が高らかに歌われると言うものです。まるでベー トーヴェンの『苦悩を通して歓喜へ』を先取りしているようなもので…」
✏️BWV21「わがうちに憂いは満ちぬ」(バッハの教会カンタータを聞く)
聴いたのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(Philippe Herreweghe、ベルギー、1947〜)が "La Chapelle Royale & Collegium Vocale Gent" を指揮している演奏。
ソロは「Soprano: Barbara Schlick、Tenor: Howard Crook、Bass: Peter Harvey」で、1990年の録音。
シンフォニアはちょっと気に入ったが、全体的にはやや長すぎる…(^^;)?
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