一昨日、来日ピアニストを中心にコンサート情報をチェック(↓)しているときに、面白いものを見つけた。
シューベルトの「ピアノ協奏曲」が世界初演される…とある。一瞬、どこかで楽譜が発見されたのか?…などと思ったのだが…。
よく見ると「シューベルト(吉松隆編)」と書いてあった…(^^;)。
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タイトルは「シューベルト@ピアノ協奏曲」となっていて、シューベルトの最後のピアノソナタ D960 をピアノ協奏曲に編曲したもののようだ。
作曲の経緯が、吉松隆さんのブログ(↓)に書いてあった。
✏️シューベルトのピアノ協奏曲(隠響堂日記)
これによると、「あまりに大好きな曲なので、オーケストラと一緒に鳴らしてみたい」…という「純粋な遊び心」から生まれたものらしい。
上のブログ記事が 2017年で、この編曲は「20年近く前」に書き上げたと書いてあるので、20世紀末の作品ということになる。
作曲家というのは、こういう感覚を持つものなのか…と少し感心した。シューベルトのピアノソナタはピアノ単独の演奏で「完結」?していると思って聴いている私などには、とてもそんな想像力はない…(^^;)。
でも、ちょっと聴いてみたい…という「怖いもの見たさ」?みたいな気持ちはある。シューベルトのピアノソナタの世界がより豊かになって響くかもしれず…。
ちょっと聴いてみたい気はするが、なにせ「世界初演」が来年 1月なので、YouTube を探しても見つかるはずもなく…。
代わりに、コヴァセヴィッチの演奏(↓)を聴きながら、何となくオーケストラの響きを想像しようとするが、何も浮かばず、ピアノソロの響きを楽しんでいる…(^^)♪
ついでに…というと失礼だが…(^^;)…、吉松隆さん作曲のピアノ協奏曲も聴いてみた。なかなかに美しい曲だ。
演奏は「Kyoko Tabe, Fujioka, Manchester Camerata」となっていて、シューベルトの「ピアノ協奏曲」の初演と同じ指揮者(藤岡幸夫)、同じピアニスト(田部京子)だ。
ちなみに、吉松隆さんのピアノ曲は「プレイアデス舞曲集」などはちょっと好きな曲だったりする。彼の音楽論には「現代音楽からの決別」「調性回帰」といったキーワードが出てくることが多いが、そのあたりの感覚が私の好みに合うのだと思う ♪
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