久しぶりに何かないかとネットを検索していたら「ピアノのためのフィンランド現代音楽」という記事(↓)を見つけた。「第六感」とあるのは CD のタイトル。
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✏️第六感- ピアノのためのフィンランド現代音楽(King International)
フィンランドの作曲家といえばシベリウスくらいしか思いつかない…かな?…と思ったのだが、調べてみると何人かの作曲家は知っていた。
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara 1928/10/9 - 2016/7/27)は、亡くなった時にねもねも舎の記事を読んでその名前を知った。なかなかカッコいい曲を書いているが、割とシンプルな曲もあって、「村の音楽師」から 2曲ほど練習したこともある。
知っている作曲家を並べるとこんな感じ(↓)。
シベリウス/Sibelius, Jean 1865 - 1957
メリカント, オスカル/Merikanto, Oskar 1868 - 1924
パルムグレン/Palmgren, Selim 1878 - 1951
カスキ/Kaski, Heino 1885 - 1957
ラウタヴァーラ/Rautavaara, Einojuhani 1928 - 2016
ノルドグレン/Nordgren, Pehr Henrik 1944 - 2008
あと、ピアニスト&指揮者のオリ・ムストネンもフィンランド出身で作曲もしている ♪
上の記事で紹介されていた "Sixth Sense" という CD を Spotify で全曲聴いてみた。
次の 5曲が収録されていて、ほぼすべてが初録音である。演奏はリスト=マッティ・マリン(Risto-Matti Marin、1976-)というフィンランドのピアニスト。2016年の録音。
- エーロ・ハメーンニエミ(1951–):夜の洪水(Kanggul vellam/Yön tulva)(2015)
- マシュー・ホイットール(1975–): 葡萄酒色の海 V(The Wine-dark Sea V)(2013)
- ユホ・ミエッティネン(1978–):ピアノソナタ第1番《第六感(Sixth Sense)》(2009/2014)
- エーロ・ハメーンニエミ(1951–):トラステヴェレ変奏曲(Le Trastevere Variazioni)(2002)
- マテイ・ゲオルギュー(1984–):ピアノソナタ第3番(2016)
作曲家は初めて聞く名前ばかり。まぁ、先入観なしに聴けるというメリットもある…? ただ、北欧の独特な雰囲気を持った音楽を期待するという先入観?はあるかも…(^^;)。
一番気に入ったのは、アルバムのタイトルにもなっている「第六感(Sixth Sense)」という名前のピアノソナタ。なんとなく、北欧の黒い森と澄み切った空気や氷の結晶を想像させるような音の響きがする。とくに第2楽章の感じが好きだ ♪
第1楽章「アダージョ - アレグロ・エネルジーコ」、第2楽章「アンダンテ、催眠術にかかったように(Hypnotically)」、第3楽章「アレグロ」という構成。
ネットには作曲家ユホ・ミエッティネン(Juho Miettinen)の情報はほとんどない。
なお、YouTube にも同じと思われる演奏(↓)があった。
2回聴いてみて、わりと気に入ったというレベルではあるが、一応《現代ピアノ曲🧡》に入れておくことにしようと思う…(^^)♪
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