2020年11月12日木曜日

2021年の来日ピアニストでもチェックしてみるか?

ニューヨーク・フィル、ボストン交響楽団、ロサンゼルス・フィル等に続いて、サンフランシスコ交響楽団が来年 9月までの休止を発表するなど、コロナの影響が続いている。

例年だと、来年の来日ピアニストを楽しくチェックしている時期なのだが、相変わらず来日中止のニュースなどもあり、コロナ感染者も増えており、今ひとつ気が乗らない…。

そんな中…、なぜかタイトルと写真(↓)が一致してないのだが…(^^;)。




気が進まないと言いつつも、来年の来日ピアニストを軽く調べてみた。ちょっと気になったピアニストだけ何人か挙げてみると…。

アレクサンドル・メルニコフ(Alexander Melnikov)は 1月に来日してちょっと面白いプログラムを展開する。チェンバロ、2種類のフォルテピアノ、スタインウェイを弾き分ける。曲もバッハ、モーツァルトからスクリャービン、シュニトケまでと幅広い。


2020/4/22の振替公演のようだが、今回は大丈夫か…(^^;)?

メルニコフはこれ以外にも、イザベル・ファウスト(Vn)と共演したり、ホルン三重奏のコンサートなどを行うことになっている。


KAJIMOTO のワールド・ピアニスト・シリーズを見てみると、まだ?中止の案内はない。

2月のユリアンナ・アヴデーエワ(Yulianna Avdeeva)は、ベートーヴェン、ハイドン、ラフマニノフを予定している。他の公演ではヴァインベルクのソナタ第4番なども。

※追記@11/20
KAJIMOTO から 2/13 と 2/14 の公演の中止が発表された。2/17、2/19、2/21は予定通り。「14日間の待機期間」の関係でそうなるらしい。



3月のイーヴォ・ポゴレリッチ(Ivo Pogorelich)はオール・ショパンのプログラム。


その他、ネルソン・ゲルナー(Nelson Goerner)は 3月の東京交響楽団の定期演奏会に登場。ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第4番を弾く。指揮は井上道義。

同じく 3月の読響の定期演奏会には、ホルヘ・ルイス・プラッツ(Jorge Luis Prats)というピアニストがガーシュウィンのピアノ協奏曲を弾く。指揮は山田和樹。

この人は初めて聞く名前だが、1956年キューバ生まれで、21歳の時にロン=ティボー国際コンクールで優勝している。2007年のマイアミ国際ピアノ・フェスティバルで初のリサイタルからキャリアが花開いたピアニストのようだ。一度聴いてみようと思う ♪


N響の 2020-21シーズンの定期公演は基本的には休止されているが、4月の「オーチャード定期」には、シュテファン・ヴラダ(Stefan Vladar)が指揮&ピアノで登場することになっている。ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第5番を弾く予定。


来日ピアニストではないが、個人的に一番注目しているのは藤田真央くんの「モーツァルト ピアノソナタ全曲演奏会」 ♪

全 5回が予定されていて、その第1回が 3月28日に王子ホールで行われる。真央くんの美しい音で奏でられるモーツァルトを生で聴きたい…(^^)!

 第1回(全5回) ~清らかな始まり~


ちなみに、来年のヴェルビエ音楽祭にも招待されていて、同じプログラムを予定している ♪



一方で中止が発表されたピアニストとしては…。

今年 11月のアレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow)、来年 1月のジャン・チャクムル(Can Cakmur)、2月のルドルフ・ブフビンダー(Rudolf Buchbinder)、4月のニコライ・ルガンスキー(Nikolai Lugansky)、5月のパスカル・ロジェ(Pascal Rogé)など。

今年12月のキット・アームストロング(Kit Armstrong)やヴィキングル・オラフソン(Víkingur Ólafsson)の庄司紗矢香さんとのデュオ・リサイタルもちょっと心配ではある…。



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