2020年11月19日木曜日

▼ベートーヴェン:ソナタ31番コーダの盛り上げ方 ♪

ベートーヴェンのピアノソナタ31番の第3楽章、一応「通し練習」をやっているが、暗譜が「まだら」なのであちこちで止まり、今ひとつ「通し」で弾いている感じがしない…のは10日前と変わりない…(^^;)。

この ところ試行錯誤していたのは、最後のコーダの部分の盛り上げ方。前回、「波のように寄せては返す、その度に少しずつ大きくなる」みたいな「うねり」を持たせたい…と書いたのだが、それを具体的にどうするか?ということ…。




184小節目の後半から 200小節目までの図が上の絵(↑)。

A の所が「フーガ1」のテーマで、①〜④はその後半を繰り返して強調している。

なので、①から④まで段々と強くしていくのだが、フレーズの頭で sf して、終わりでやや収めるような感じで階段上に上がっていき、④の頭が一つ目の山になるのだと思う。

B の部分は、201小節目(この楽譜の後)からの最終段(コーダの中のコーダ?)へのつなぎと思われる。…ので、一旦落ち着いた(少しだけ弱くした)あと、後半でややクレッシェンドして次に繋げる感じにしたい。


…で、その最終段であるが、各小節の頭に sf があるのでどんどん突進する感じなのだろうが、フォルテの中でも少しメリハリをつけたいと思う。




C の所は、ここも sf を効かせて小節ごとに階段を登る感じで D につなげたい。

…で、D→ E→ F と順次盛り上げて最後なだれるように大円団の和音 A♭に向かう訳だが、D の頭では、ほんの気持ちだけ抑え気味にしたいと思う。

sf ではあるのだが、強調するために少し音量を抑えるという感じで弾きたい。…と、いろいろ試すなかでそう感じたのだ ♪ そのあと、ff に向かうための余力を残したい…というのもあるかも知れないが…(^^;)。

ちなみに、最初の楽譜の①〜④のところでは 1拍目の長さが 2倍に引き伸ばされていたが、D〜F ではそれがなくなって、より切迫感が感じられるようになっている。


とりあえずは、こんな感じで練習中。もう少し速く弾けるようになったときには若干変わるかも知れないが、今のところ自分としてはいい感じかな?と思っている…(^^)♪


…で、前回悩んでいた「このあとどうしよう?」問題であるが、まぁ、11月中は予定通り第3楽章を頑張ってみようかと考えている。

暗譜のコツは「とにかく『楽譜を見ずに』練習すること」という、貴重なコメントもこの記事(↓)に戴いて、「暗譜しなくてもいいかな〜」と折れかけていた心がちょっと持ち直して、「第3楽章も暗譜するぞ!」という気持ちになったので…🤗



で、12月からはいよいよ全楽章通しての練習を始めるつもりである。

こんな長い曲を通しで弾くのは生まれて初めてのことなので、どうなることかとやや不安ではあるが、まぁ、それはやってみてからのお楽しみ?ということで…(^^;)?



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