2020年11月17日火曜日

ピアノ曲の暗譜ができない理由?

今年は、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番だけを 1月からずっと練習している。最終的な目標は、すべての楽章を暗譜して通して弾くこと…だったのだが…。

このところ、その目標達成の雲行きが怪しくなっている。「暗譜」できないのだ! フーガだからなのか?曲が長いからか?…それとも歳のせい…(^^;)??




まずは現状確認をしてみると。とくに暗譜できてないのは…。

第3楽章の中では「フーガ1」と「フーガ2」の Meno Allegro の前まで(つまりフーガの部分)。「嘆きの歌」もかなり怪しいが、これは明らかに練習不足。フーガの部分と最後の部分に時間をかけていたので…。

それと、第1楽章と第2楽章を久しぶりにやってみた感じでは、あちこちで暗譜がとんでしまっている。前にも暗譜で苦労したところが同じように抜けている感じ…。


経験からすると、暗譜しにくい部分とそうでない部分がある。「フーガ」のような対位法的な作りの部分は、私の場合、暗譜しにくい最たるものだ。

ソナタ31番の場合、第2楽章の中間部分(↓)も暗譜しにくかった。音の動きがやや不自然だから?かも知れない。何となく指の動きや形で覚えているが、不安定だ…(^^;)。




これまでに練習した曲を振り返ってみると、暗譜に時間がかかっても最終的にはほとんどの曲が暗譜できた。その中にはバッハのフーガも何曲か含まれる。なのに今回は…😥

去年の 1月にバッハのフーガで四苦八苦している面白い記事(↓)も見つけた ♪



まぁ、フーガの覚えにくさも確かにあるとは思う。

あとは、なにせ長い!ということ。これまでに練習した曲は長くても 5分くらいだと思うが、この曲は 20分くらい、私の場合 30分以上かかる量だ…(^^;)!


藁にもすがる思いで?これまでに「暗譜」について書いた記事(↓)を読み返してみた。関連する記事は、《大人のピアノ練習法》ページにまとめてある。


《【ピアノ練習】暗譜力を鍛えるには?》

《ピアノ曲を暗譜するとはどういうことか?》

《ピアノ曲の暗譜に関する10のテクニック ♪》

《暗譜力を上げる「精緻化リハーサル」!♪》


ところが、我ながら大したもので…(^^;)?…記事に書いたことは意外にやっていた。例えば、チャンク(まとまり)として覚えるとか、指使いを固定するとか、ゆっくり弾いてみるとか、楽譜を見ながらプロの演奏を聴くとか…。

ただ、唯一出来てないのが「ソルフェージュ」の勉強。これだけはどうも苦手で、耳で覚えている音が楽譜や鍵盤とつながらないのは、間違いなくこのせいだと思う。

「聴覚(音)− 運動(指)− 視覚(楽譜)」を連動させて、効率よく暗譜できるようになるためには、やはり「ソルフェージュ」をやるべきなんだろうなぁ…(^^;)。


それと、あまり考えたくないが「歳」のせい…というのもあるかも知れない。まぁ、否定できるほどの自信はない…。

でも、仮に歳のせいだとして、「暗譜」に関連する能力のどの部分が衰えているのだろう? それが分かれば、少しは抵抗する(改善する)方法もあるかも知れないのだが…。

…と考えて、ネットを検索してみた。すると、ちょっと予想外の(ある意味で嬉しい?)記事(↓)を見つけた ♪



この記事によると、18~22歳の若者と 60~74歳の年配者を各64人集めて記憶力の実験をしたところ、両者にはまったく違いが見られなかったそうだ。つまり、70代の年配者の記憶力は 20代の若者と変わらなかった(ともに正答率 50%だった)…らしい。

ただ興味深いことに、別のグループでは前もって「この試験では高齢者の方が成績が悪い」と伝えたところ、そのグループの高齢者では正答率が 30%に落ちてしまったのだ。

つまり、「歳をとると記憶力は下がるもの」という思い込みが、記憶力を低下させる原因になっていたということだ。

…ということで、私としては、暗譜できないことを「歳」のせいにするのは今日限りやめることにした…(^^)♪


でも、「暗譜できない」という事実は変わらない。

上の記事では、記憶力低下につながる要因を 4つ挙げている。
  1. ストレス
  2. 睡眠不足
  3. 好奇心の欠如
  4. 学習時間不足

私の場合、ストレスはそれほど多くはない筈だし、睡眠時間は 7〜8時間で大丈夫だし、少なくともベートーヴェンやピアノ曲に対する好奇心(興味)は失ってないつもり…。

とすると、学習(練習)時間不足?

たしかに、ピアノの練習で 1日 1時間は少なすぎるのかも知れない。ただ、ピアノソナタ31番については、累積で 320時間くらいは練習してきたのだが…(^^;)?


あと、記憶に関わる「海馬」の役割として、短期記憶の中から重要だと判断したものを長期記憶に移動するというのがあり、重要さの主な判定基準は次の二つだそうだ。
  1. 繰り返し何度も入ってくる情報
  2. 生命にかかわる情報

ピアノ曲の場合、生命に関わってはいなさそうなので、1. の「繰り返される情報」ということになる…のかな…?


…と、あれこれ考えたり調べたりしたのだが、解決策としては「時間をかけて」「繰り返しインプット」するという、まぁ何とも「常識的」な方法しかない…のだろうか…(^^;)?

…で、暗譜できない理由としては、私の場合、
  1. 十分な練習時間をかけてない
  2. 繰り返し練習が不足している
  3. もしかすると心のどこかで「歳のせい」にしている
  4. ソルフェージュをサボっている

…ということになるのかな…😓 まぁ、もう少し頑張ってみるか。。。。



【関連記事】
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番、第3楽章のフーガ暗譜の妙案は?》

《▼ベートーヴェン:ソナタ31番第3楽章「暗譜」やり直し😓》


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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつも素敵な投稿を楽しみにしています。
私は音大の院生なのですが、暗譜に関してこれまで試行錯誤してきました。
その結果発見したのは、とにかく「楽譜を見ずに」練習することの大切さです。
考えてみれば、本番では楽譜を見ずに弾くのに、練習では常に楽譜をみているというのは非効率な気がします。

ぜひ試してみてください!

ぴあ さんのコメント...

訪問&コメント、ありがとうございます ♪
なるほど!練習中から「楽譜を見ずに」ということですね。
私の場合、暗譜した後は楽譜を見ないで弾くのですが、確かに、暗譜の途中では楽譜をチラチラ見てますね…(^^;)。さっそく、今日の練習からやってみようと思います。貴重なアドバイス、ありがとうございました ♪