2020年11月9日月曜日

▼ベートーヴェン:ソナタ31番難航中…このあとどうしよう?

またしても前回報告から 10日!…練習にあまり進展がない証拠である…(^^;)。

一応、第3楽章の通し練習を始めたが、なにせ暗譜が「まだら」なのであちこちで止まり、今ひとつ「通し」で弾いている感じがしない。弾けてない箇所で止まるというのもあるし…。

それから、数日前から第1・2楽章の状態を確認しようと思って、少しずつ弾き始めた。…のだが、これが思った以上に悲惨な状況で、このあとの練習プランを考え直す必要があるかも知れない…と思い始めた。




練習の状況である…。

難関その1、Meno allegro. から始まるところ。ここは少し遅めのテンポで行くと決めた。無理して速くしておかしくなるよりも、丁寧に弾いた方がいいと思ったからだ…。

前回ちょっと問題かも?と思った「どう弾くのか」というイメージであるが、プロの演奏を聴いても、正直なところよく分からなかった。

一つ思ったのは、各声部がオーケストラの別の楽器のような感覚で弾くのがいいのではないか?…ということ。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ…みたいな…。




最後の難所(↓)であるが、繰り返し練習の成果で「暗譜」はほぼ 100% になった ♪

右手のメロディーラインはまだまだつながっていないが、遅いテンポでも少なくとも旋律を感じるように努力はしている。

それと、デュナーミクの問題。最後の 7小節の ff に向かって段々と盛り上げていくという課題だが、単純に「少しずつクレッシェンド」というのはやめることにした。

それだと、どうしても弾いていて息が詰まってくる感じがするし、気持ちの中で「ここは一旦少し弱めた方が自然かも?」という箇所も感覚として出てきたのだ。

なので、イメージとしては「波のように寄せては返す、その度に少しずつ大きくなる」みたいな「ウェーブ(うねり)」を持たせたいと思っている。プラス sf の意識 ♪

うまく行くかどうかはこれからの練習にかかっている…(^^;)?




…という感じで頑張っているのだが、最初に書いたように第1・2楽章がかなり怪しくなっている。暗譜はかなりとんでいるし、苦労した箇所は「元の木阿弥」とは言わないが、もう一度反復練習が必要な状態になっている…😢

10か月間の中で 2ラウンド練習したのだから、かなり覚えている、弾ける状態が維持できていると(そう信じたいと?)思っていたのは幻想だったようだ…(^^;)。

もう一度、何とか弾ける状態にまで持ち上げて、暗譜して…をやるだけの気力とエネルギーが残っているだろうか…?


…と悩んでいたところに、カミさんからの「ベートーヴェン、いつまでやるの?」というお言葉…。単純な質問だったかも知れないが、隣の部屋で10か月ほど下手なベートーヴェンに耐えてきた?カミさんも、そろそろ我慢の限界に来たのかも…(^^;)?

前回、「11月は第3楽章の通し練習、で 12月から全楽章の通し練習」でやってみるか…と書いたのだが、現時点では、少し気持ちが揺らいでいる。

まぁ、もう少し第1・2楽章の様子を見てからとは思うが、少し早めに切り上げることも考えてみるか…と思い始めたところである…😓


おまけ。今回、ソナタ全楽章を弾くということに初めて挑戦したのだが、長い曲を長期間に渡って維持することの大変さを実感している。

プロのピアニストやコンクールの出場者たちの能力というのは、私のような素人には想像もつかないような凄いものだろうなぁ…ということを改めて思った。尊敬…🤗!



【関連記事】

0 件のコメント: