いまだに、全体の練習計画が定まらず、弾きたいと思ったところを弾いたり、心配なところを練習したり、難所攻略を試みたり…とその日の気分でやっている…(^^;)。
これではまずい!と思って、全体の進み具合がひと目でわかる?「進捗管理マップ」(↓)を作ってみた。
練習する単位を全体で 21の「ブロック」に分けた。基本的には「アナリーゼ」(↓)の分割単位に沿っているが、一部さらに細かく分けたり(第2楽章中間部)している。
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番第1楽章アナリーゼ》
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番第3楽章アナリーゼ》
ブロックごとに、現在の課題を簡単に書き込んでみた。
「暗譜」は暗譜すれば大丈夫という箇所と、暗譜しなければ弾けないという箇所とある。「伴奏」とあるのは、左手の伴奏を小さな音で確実に弾けるようにするという課題。
「滑指」というのは私の造語(滑舌からの類推)。指が迷わずにスムースに動くようにする必要がある、という意味。「速度」は文字通り速く弾けるようにすること。
🅰️と🅱️のマークは「難所」。🅰️の方がより難しいことを示している。マークのあとの単語で克服すべき課題を示している。「トリル」が弾けなかったり、必要な「速度」で弾けなかったりする箇所を攻略する必要がある。
こうやって見ると、課題のない箇所が一つもない。暗譜ができて、指も滑らかに動いて、あとは自分のイメージに合った強弱やタッチを工夫するだけ…みたいな箇所は、残念ながら皆無である。
それは、現時点ではまぁ仕方ないとも言えるのだが、問題はこのあとの練習計画である。
と言っても、細かい計画は無理なので、例えば3月中にどこまで到達するのか、とか毎日の練習時間の配分をどうするのか、といったことは決めたいと思う。
…と思ったので、3月の計画を(いま考えながら…)書いてみるとしよう…(^^;)。
- 第1楽章:ぜんぶ暗譜する
- 第2楽章:滑指に集中する
- 第3楽章:終結部🅱️を毎日練習
第1楽章は、一部(⑤展開部の後半と⑨コーダ)を除いて、ある程度の暗譜が出来ているので、これを完全なものにする。楽譜を見なくても練習できるレベルにする。
第2楽章は、指ができるだけスムースに動かせるようにすることに集中する。暗譜はその中で自然に覚えるレベルでよしとする。
第3楽章は、当面後回しにするが、終結部の速い部分は弾けるようになるまでに時間がかかりそうなので、毎日の練習にやや「メカニカル」な練習を行う。
毎日の練習に、この3つをうまく時間配分して行うこととする。
本当は、第3楽章の「嘆きの歌」やフーガなどの好きな部分を早く練習したいのだが、それは当面我慢して、順番に課題をクリアして行きたいと思う。
まぁ、たまにフーガをちょっと弾いてみるくらいはいいとするか…? でも、そうすると今と同じ「気ままな」練習になってしまいそうだ…(^^;)。
たまに自由に弾いていい日を作るというのも一案だ ♪ ずっと忘れたフリをしている「100曲のピアノ曲を弾く」プロジェクトもその日にやるとか…?
【関連記事】
《ベートーヴェンのソナタ31番第3楽章「タイ」の謎?》
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番第3楽章アナリーゼ》
《▼ベートーヴェン:ソナタ31番第1楽章アナリーゼ》
0 件のコメント:
コメントを投稿