緩徐楽章ではあるが、終楽章でもある。このソナタは2楽章構成なのだ。やや長い。演奏時間(バレンボイム)で8分くらい、楽譜で9ページある。
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難易度は28段階の23、はっきり言って私のレベル(15前後)を超えている。第8番《悲愴》ソナタでさえ、難易度は一つ易しい22であった。それでも、第1楽章は満足のいくレベルには至らなかった。
なので、今回は上達のための試練・チャレンジである。
「いい曲だなぁ」「弾きたい!」という気持ちが後押ししてくれると信じて、まずは始めてみることにした。
今回の選曲は、ほぼ1日で終わった。というのも、2月にベートーヴェンのソナタをざっとチェック(弾けそうかどうか?)したときに、候補となる楽章の一覧表を作っておいたからだ。
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(※その後の練習なども含めた最新版)
これを見ながら、「A:弾けそう、B:何とかなるかも」とした楽章を中心に楽譜を見たり、YouTubeで聴いてみたり…。結局は、聴いていいと思うもの、弾きたいと思えるものを選んだ、というわけである。
まあ、モチベーションは高いにしても、技術レベルはそれにしたがって高くなるわけではない。やや不安を抱えながら、昨日から譜読みを開始した。
バッハ(フランス組曲)に比べると、譜読みは楽である。和声進行がある程度予測できることと、音型がパターン化されていること、それに全体としても構造が分かりやすいことが、その理由だと思われる。
難易度23なので、当然「難所」になりそうな箇所がいくつかある。が、繰り返し部分も結構あるので、思ったより「何とかなる」確率は高いような気もしてきた。とりあえず、最初の不安は少し小さくなったかもしれない。(気のせいでないことを祈りたい…)
とはいえ、私にとっては久しぶりの「大曲」(長さも難しさも)である。昨日、「心機一転、新学期のつもりで頑張ろう!」と決意したばかりであるが、油断?せずに気合を入れて頑張りたいと思う。
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