今年のラ・フォル・ジュルネ(LFJ)は、ピアノ四重奏曲を聴くことにした。が、ピアノ四重奏曲に限らず、これまで室内楽というものをあまり聴いたことがない。なので、少し早めに「予習」をすることにした。
まずは、当日の演目、ブラームスとマーラーのピアノ四重奏曲を聴くところから始めることにする。
当日のプログラムは、
ブラームスの「ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 op.60」と
マーラーの「ピアノ四重奏曲断章 イ短調」
の2曲。演奏は、アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)とプラジャーク弦楽四重奏団(の3人?)。
例によって、YouTubeでいくつかの演奏を聴いてみて、とりあえず一番良さそうなものを選んでみた。それが、下記の2つである。
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 op.60
♪ "Werther", Piano Quartet in C minor - Johannes Brahms [HD]
(※追記@2022/12/05:この動画は削除されている)
マーラー :ピアノ四重奏曲断章 イ短調
とりあえずの感想としては、ピアノ・ソロ曲よりも何となく地味な印象がする。曲がそうなのか、どうしても弦楽器がメロディーに聴こえて、私の好きなピアノがあまり目立たないせいなのか、まだよくは分からない。何度か聴いているうちに、変わってくるかもしれない。
2つの曲の中では、第一印象ではマーラーの方が好きだ。冒頭の歌うようなメロディーが好みなのだと思う。もう少し、ピアノが前に出てもいい気がするのは、ブラームスと同じである。まぁ、それは私が、ピアノ曲の延長として捉えているせいであろう。
ちなみに、ブラームスはピアノ三重奏曲を3曲、ピアノ四重奏曲を3曲、ピアノ五重奏曲を1つ書いている。ざっと調べたところ、ピアノ四重奏曲では第1番が有名らしい。あと、ピアノ五重奏曲が名曲だと書いている人がいた。このあたりの曲も聴いてみるつもりである。
マーラーの方は、この曲が唯一の室内楽。しかも、学生時代の習作で、第1楽章しか残っていないらしい。「続きの楽章は未完成に終わったか、もしくは紛失した」ようだ。それにしては、なかなかいい曲だと思うが…。
いずれにしても、現段階ではピアノ四重奏曲の良さが分かるところまで来てないのは確かである。そのための「予習」なので、もう少し勉強してみようと思う。
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