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クリスティアン・ツィメルマン
(ポーランド、Krystian Zimerman)最初に聴いたのは、モーツァルトのソナタ。子供でも弾くような曲だが、さすがにツィメルマンが弾くと名曲である。ショパンのバラードはさすが、完璧だ。しかし、ショパンの協奏曲の方は「弾き振り」なのでちょっと期待したのだが、残念ながら好みの演奏ではない。ショパンの曲は、もしかするとテンポが難しいのかもしれない。難しいというより、人によってピッタリくるテンポが微妙に違うのかもしれない。
ベートーヴェンの全ピアノ協奏曲、さすがに一度には聴ききれないので、少しまとまった長さの「拾い聴き」をした。なんというか…、いいのだが、お手本のような弾き方で、いまひとつ面白くない。ベートーヴェンの協奏曲に面白さを求めているのか?と問われれば「それはそうだが…」と答えるしかないが。
ということで、本来AとかA+の評価をすべき大物だとは思うのだが、個人的な好みで言えばA-ということになった。
総合評価:A- (A: 良い、B: 普通、C: 好みじゃない)
【主な音源】 ※「→A/B/C」は上記総合評価と同じ
Krystian Zimerman plays Mozart Sonata No. 10 in C Major, K 330
→A
Krystian Zimerman. Frederic Francois Chopin - 4 Ballades
→A
Krystian Zimerman Plays Chopin Piano Concerto No.1
(弾き振り)
→B+
Beethoven - Complete Piano Concertos (Krystian Zimerman)
→A-