冷静に見てみると、当面クリアすべき課題は4つほどありそうだ。
- 暗譜が最初の3ページから進まない
- 暗譜して「弾けそうな」部分もミスタッチが減らない
- 最後の3ページの譜読みがなかなか進まない
- 難所その2が思ったより手ごわい(難所その1も未完)
暗譜が進まない理由の一つは分かっている。ロンド・ソナタ形式なので、同じフレーズが繰り返されるのだが、当然「変奏」してある。調が変わったり、微妙な変化がついていたり…。その「似て非なる」部分が結構つらいのだ。
もう一つは、フレーズ間のつなぎ(経過句のような部分)、これもなんとも言えない(理科系の頭ではすんなり理解できない)微妙な遷移?をたどることが多い。これも覚えにくさの原因になっている。
…とグチや理由を並べても仕方ないので、頑張るしかない。
もっと問題なのは、暗譜していて、気持ちとしては「なんとか弾けそう」と思っている部分(最初の3ページ)についても、少しも上達しないことだ。ミスタッチが多すぎるし、同じ場所なのに進歩がない!
これも、理由はなんとなく分かっている。うまくいかないのは、押さえにくい指の形が出てくる部分とフレーズのつなぎ部分である。これも繰り返し練習するしかないのだが、後半部分の譜読みに苦戦しているため、こちらの練習にあまり時間をかけられていない。
最後の3ページの譜読みがなかなか進まないのも、暗譜を難しくしているのと同じような理由(似て非なる…)だと思われる。それに加えて、曲全体の締めくくり部分なので、「推移的展開部」や「終結部」がやや凝った?造りになっている。「コーダ」的な部分も含めて、なかなか単純に把握するのは難しそうだ。
この辺りになってくると、技術的な問題よりも音楽的な知識やセンスが必要になってくるような気もする。実際、経過句的なフレーズが連続したところは、どう弾いていいのか分からなくなることも多い。「音楽性」ということか? さて、どうすればよいものやら…。
そして、難所その2(下記)である。難所その1(→《ベートーヴェン:ソナタ27番の難所?いやいやエチュード!》)さえなかなか克服できていないのに、もう一つ難所が出てきた。譜面ではそんなに難しいと思わなかったのだが…。
ちょっと指使いを気にする必要があるものの、片手ずつ弾く分にはなんでもないのだが、両手を合わせた途端に指がもつれてしまう。頭もかなり混乱している感じがする。
こういう部分は、頭で覚えただけでは弾けないのかもしれない。指で覚えて、左右の指が勝手に動いていくようになるまで「反復練習」するしかない、のだろうか?(たぶんそうなんだろう…)
…ということで、遅くとも5月中までには何とかしたいと思っているが、現時点では前途多難という感じである。少し気を取り直して、一つ一つ「地道にコツコツ」課題に取り組んでいくことにしよう。
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《ベートーヴェン:ソナタ27番 第2楽章の構造》
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