新しく始まったNHKの朝ドラ「まれ」。ほぼ私の朝食時間に放映されているので、なんとなく見ている。
ドラマの仕立て方(場面設定、登場人物のキャラ、雰囲気など)が、まったく「あまちゃん」とかぶっている、という印象はさておき…。
この主人公の口ぐせ「地道にコツコツ」が少し気に入っている、かもしれない。ケーキ職人になりたいという「夢」を胸の奥にひそませながら、この「コツコツ」を口にする。何か「コンプレックス(複雑!?)」という言葉を絵にしたような状況設定である。
それもさておき、この「地道にコツコツ」と「夢」、ピアノの練習にピッタリな感じがしたのだ。
結論から言ってしまうと、「コツコツ」と「夢」は相反するものじゃなく、共存できる、というか共存すべきものである。要は「夢」なくして「コツコツ」は続かないし、「コツコツ」なくして「夢」は叶わない。
ドラマの中では、もう一つの「夢」のあり方として、父親の「一攫千金」的な現代的な夢、というより夢想?が置かれているのも面白い。
ピアニストを目指す学生さんたちは、将来、国際コンクールで優勝して、コンサート・ピアニストになって、あわよくば「巨匠」になるという「夢」を持っているのだろうと想像する。(ピアノの先生という夢もあるかもしれない。)
でも、そこに至る道(練習・修行)は、ピアノの場合「地道にコツコツ」の積み重ねの部分がかなり大きいように思える。
もちろん、人を感動させるような「いい演奏」をするためには、それだけでは足りないのではあるが…。最近の日本人ピアニストがショパン・コンクールに優勝できない原因としてあれこれ言われているものが「足りないもの」なのだろう(たぶん)。
…と、今日は脱線しっぱなしである…。
が、要するに、私のように大人になってからのまったくの趣味・楽しみでピアノを弾いている者にとっても、ピアノが弾けるといいなぁ、という漠然とした「夢」だけではいっこうにうまくならない、のだ。いかに「効率のよい練習方法」を探しても、どうしても「コツコツ」の部分が残ってしまう。
自分でも何が言いたいのか分からなくなってしまったが、「閑話休題」ということで勘弁願うとして…。
個人的に思うのは、「コツコツ」のあとの、たまに訪れるわずかな進歩を楽しみにするのもいいのだが、「コツコツ」自体を楽しむということもある程度必要なのではないかと…。
(今日もコツコツ練習だ〜♪)
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