2015年4月6日月曜日

ラルス・フォークト:B+(Pianist Check)

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ラルス・フォークト

(ドイツ、Lars Vogt)


ショパンのノクターンはやや頼りなげにも聴こえるが好ましい演奏だと思う。モーツァルトの協奏曲20番は、やさしく丁寧な演奏で好感が持てるが、やや物足りない。しかし、16番の方は素晴らしい。規模の大きな室内楽を聴いているかのように、ピアノとオーケストラの息がぴったり合っている。それでいてピアノ(の音色)の存在感はしっかりして美しい。ベートーヴェンの協奏曲第1番(珍しい…)はまずまず。
A-かB+で迷ったが、ソロが少ないので、とりあえずB+とした。

総合評価:B+ (A: 良い、B: 普通、C: 好みじゃない)


【主な音源】 ※「→A/B/C」は上記総合評価と同じ

Lars Vogt Encore Chopin Nocturne, Berlin, Philharmonie 10.5.2009

 →A-


Mozart Piano Concerto No 20 D minor K 466 Lars Vogt, Daniel Harding, Mahler Chamber Orchestra

 →B+


Mozart Concerto for piano and orchestra No. 16 in D major, K 451 - LARS VOGT

 →A


Lars Vogt - Beethoven - Piano Concerto No 1 in C major, Op 15

 →B+