First edition: Leipzig, 1731 |
パルティータはバッハが初めて出版した鍵盤作品である。1726年に第1番、1727年に第2番と第3番、1728年に第4番、1730年に第5番を個別出版。1731年に修正の上に合本とし「クラヴィーア練習曲集 第1部」(Clavierübung)として出版された。
選ぶピアニストがちょっと偏ってきたかな…(^^;)…と思って、これまでにあまり聴いていないピアニストを何人か聴いてみた。
そうしたら、アレクシス・ワイセンベルク(Alexis Weissenberg、ブルガリア、1929 - 2012)の演奏が素晴らしくキレが良く爽快ですぐに気に入ってしまった。少し速すぎるんじゃないの?…と思う場面も少なからずあるが、この直截な明快さは好きだ…(^^)♪
ワイセンベルクは 1966年に BWV831 も含めた「7つのパルティータ」を録音しているが、聴いたのは 1987年録音のもの。
(BWV828:トラックNo. 11〜17)
あと二人くらい新しいピアニストを選ぼうかと思って探すが、結局私の個人的な好みからすると、これまでとあまり変わらないようだ…(^^;)。
アンドラーシュ・シフ(András Schiff、ハンガリー、1953 - )。2007年9月にノイマルクトのホールで行ったライヴ録音。
YouTube にはこの CD の音源がなさそうなので、別の音源。
そして、シャガエグ・ノスラティ(Schaghajegh Nosrati、独、1989 - )。
(BWV828:トラックNo. 1〜7)
参考:パルティータを全曲録音をしているピアニスト
- グレン・グールド:1955-82(sony)
- イェルク・デムス:1962-63
- アレクシス・ワイセンベルク:1966/ 4,6(1987)
- タチアナ・ニコラーエワ:1980
- アンドラーシュ・シフ:1983, 2007(ECM)
- リチャード・グード:4(1997)/ 2,5(1998)/ 1,3,6(2002)
- シュー・シャオメイ:1999
- ウラディーミル・フェルツマン:1999
- ジャンルカ・ルイージ:2005-07
- マレイ・ペライア:2007-09
- ウラディーミル・アシュケナージ:2009
- イゴール・レヴィット:2014
- ユアン・シェン:2015
- コルネリア・ヘルマン:2016-17
- アンジェラ・ヒューイット:2018
- シャガエグ・ノスラティ:2019
その他、パルティータを録音しているピアニスト
- マリア・ジョアン・ピリス:1(1994)
- ピョートル・アンデルシェフスキ:1,3,6(2002)+2(Carnegie Liive/2008)
- ダヴィッド・フレイ:4(2007)/ 2,6(2012)
- ジェレミー・デンク:3,4,6(2010?)
- ラファウ・ブレハッチ:1(2012)/ 3(2015)
- マルタ・アルゲリッチ:2
- BWV825 パルティータ第1番 変ロ長調
- BWV826 パルティータ第2番 ハ短調
- BWV827 パルティータ第3番 イ短調
- BWV828 パルティータ第4番 ニ長調
- BWV829 パルティータ第5番 ト長調
- BWV830 パルティータ第6番 ホ短調
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
✏️パルティータ (バッハ)(Wikipedia)
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