「前奏曲、フーガ、アレグロ」という珍しい構成。タイトルはなく、前奏曲には「リュートもしくはチェンバロのための前奏曲」とだけ書かれている。
『バッハの鍵盤音楽』という本には次のように書かれている。
「前奏曲は、拍子、形式、テクスチャの点で、《平均律第2巻》の同じく変ホ長調の前奏曲に似ている。一方フーガは、コラール旋律『主イエス・キリスト、まことの人にして神よ』に似た主題で開始している」
私はむしろ、フーガの途中のこの辺り(↓)に聴き覚えがあるのだが、どの曲だか思い出せないでいる…(^^;)。
リュート作品を「鍵盤音楽」として取り上げる理由、およびリュート・チェンバロについてはこの記事(↓)を参照されたい。
《Bach.KB.BWV995 組曲 ト短調:無伴奏チェロ組曲をリュート・チェンバロで聴く ♪》
一つは 3年前の記事にも挙げたスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter、露、1915 - 1997)の優しい感じの演奏 ♪
♪ Bach - Prelude, Fugue & Allegro BWV 998 - Richter Bonn 1993
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もう一つはコンスタンチン・リフシッツ(Konstantin Lifschitz、ウクライナ、1976 - )の演奏。リヒテルとは違う解釈のしっかりした弾き方で、こちらも好きだ ♪
♪ Johann Sebastian Bach: Prelude, Fuga & Allegro E flat Major BWV 998 - Konstantin Lifschitz
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リュートでは、前回見つけた今村 泰典(1953 - )さんの「バッハ:リュート作品全集」(2018年、NAXOS)の中の演奏が気に入った ♪
♪ Bach: Complete Works for Lute /Yasunori Imamura:アルバム
(BWV998:トラックNo. 13〜15)
💿J.S.バッハ:リュート作品全集 /今村泰典
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荒木 紅さんの弾くリュート・チェンバロは音色が独特でちょっと気に入ったかも ♪
♪ Bach - Prelude, Fugue & Allegro BWV 998 - Richter Bonn 1993
もう一つはコンスタンチン・リフシッツ(Konstantin Lifschitz、ウクライナ、1976 - )の演奏。リヒテルとは違う解釈のしっかりした弾き方で、こちらも好きだ ♪
♪ Johann Sebastian Bach: Prelude, Fuga & Allegro E flat Major BWV 998 - Konstantin Lifschitz
リュートでは、前回見つけた今村 泰典(1953 - )さんの「バッハ:リュート作品全集」(2018年、NAXOS)の中の演奏が気に入った ♪
♪ Bach: Complete Works for Lute /Yasunori Imamura:アルバム
(BWV998:トラックNo. 13〜15)
💿J.S.バッハ:リュート作品全集 /今村泰典
荒木 紅さんの弾くリュート・チェンバロは音色が独特でちょっと気に入ったかも ♪
♪ Bachissimo /Beni Araki :アルバム
(BWV998:トラックNo. 32〜34)
💿 Bachissimo /Beni Araki
『バッハの鍵盤音楽』 第16章「《クラヴィーア練習曲集 第2部》およびその他の作品」に含まれる作品。
- BWV971 協奏曲 ヘ長調(イタリア協奏曲)
- BWV831 序曲 ロ短調(フランス風序曲)
- BWV964 ソナタ ニ短調
- BWV968 アダージョ ト長調
- BWV995 組曲 ト短調
- BWV1000 フーガ ト短調
- BWV1006a 組曲 ホ長調
- BWV997 組曲 ハ短調
- BWV998 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
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