2024年5月19日日曜日

Jaeden Izik Dzurko モントリオール・コンクール優勝:久々のお気に入り?リーズにも出場予定 ♪

あまり注目してなかった…(^^;)…モントリオール国際ピアノコンクールの結果が発表されたので、とりあえず 1位のピアニストだけでも聴いてみようと思った。

ところが、1位になったカナダの Jaeden Izik Dzurko(イェーデン・イジク゠ドズルコ、1999 - )のセミファイナルのソロリサイタルを聴いてビックリした。久々に聴く若手による音楽性豊かな演奏 ♪ これはお気に入りピアニスト候補として覚えておかなくては ♪




セミファイナルのリサイタルの YouTube 音源とプログラムは下記。


  • アシギナーク:ウマバエとシカバエ
  • ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調
  • ラフマニノフ:ピアノソナタ第1番 ニ短調


1曲目は今回の委嘱課題曲のようでよく分からなかったが、2曲目のベートーヴェンでオッと思った。コンクールにありがちなガンガン弾きやコンテンポラリー弾き?とは違う、とても音楽的な歌い方の「アンダンテ・ファヴォリ」で、これは私の好みに合っている ♪

3曲目がメインのソナタで、ラフマニノフの第1番はそれほど聴き覚えのある作品ではないが、これもなかなか良かった。盛り上がり部分でやや「ガンガン」的な弾き方も混じるが豊かな響きなので気にならない。そして弱音の響きが美しい。緩徐楽章も聴かせる ♪


ファイナルのコンチェルト(ブラームスの第2番)も聴いてみた。

コンチェルトではオーケストラに対抗?しないといけないので、ソロに比べるとどうしても「ガンガン」の要素が強まるのかも知れないが、やや音が硬い感じがあった。それでも、最後まで音楽的に聴かせてくれる演奏だったと思う。



プロフィールを探していて、昨年 11月に来日していることを知った。

✏️横浜市招待国際ピアノ演奏会 2023 /アーティスト

とりあえず、上のサイトにある紹介文をコピペしておく。

イェーデン・イジク゠ドズルコ

カナダのブリティッシュ・コロンビア州サーモンアーム出身。卓越したコミュニケーション力と、緻密で思慮深い演奏解釈で、聴衆、指揮者、作曲家、審査員から高く評価されている。

2022年、ヒルトン・ヘッド、マリア・カナルス、パロマ・オシェイ・サンタンデールの各国際ピアノ・コンクールで第1位受賞。

ウィグモア・ホール、ヴァイル・リサイタル・ホール、サル・コルトーのような名だたる会場でリサイタルを行い、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団、ヒルトン・ヘッド交響楽団、オカナガン交響楽団、カムループス交響楽団、RTVE(スペイン国営放送局)交響楽団などと共演した。

ジュリアード音楽院にてヨヘヴェド・カプリンスキー博士の下で音楽学士号を取得。現在、ブリティッシュ・コロンビア大学にてコリー・ハム博士に師事している。


…で、実はこのイェーデン・イジク゠ドズルコ君、9月のリーズ国際ピアノコンクールの出場者 24人の中に入っているのだ。


これは、間違いなく有力候補で、牛田くんのライバルになりそうな予感…(^^;)。まぁ、観戦する楽しみが増えた ♪



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