これは、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調」 BWV1005 の第1楽章をバッハ自身がクラヴィーア用に編曲したもの。
YouTube、Spotify で聴ける演奏は多くない。何人か聴いた中で気に入ったのはほぼリヒテルただ一人…という感じ。
お気に入りピアニストのリフシッツも弾いているが、ちょっと硬すぎる…というか、あまり好みの解釈ではなかった。
あと、ラミン・バーラミもリフシッツに近い弾き方かな…。
スヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter、露、1915 - 1997)はなぜか第2楽章のフーガも録音している。「未完」とあるので、もしかすると途中まで編曲した楽譜が残っていたのか?
ちなみに、この曲はただ一つの筆写譜で伝えられているので、バッハが途中でやめたのか、筆写者が途中までしか写し取らなかったのかは不明のようだ。
♪ Adagio in G Major and Fugue in C Minor, BWV 968: I. Adagio in G Major
♪ Adagio in G Major and Fugue in C Minor, BWV 968: I. Adagio in G Major
ラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、イラン、1976 - )
♪ バッハ:ソナタ集 /ラミン・バーラミ:アルバム
(BWV968:トラックNo. 1)
原曲の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調」BWV1005 をヒラリー・ハーン(Hilary Hahn、米、1979 - )の演奏で聴いた。なかなかいいが、フーガがちょっと長いかも…(^^;)。
- BWV971 協奏曲 ヘ長調(イタリア協奏曲)
- BWV831 序曲 ロ短調(フランス風序曲)
- BWV964 ソナタ ニ短調
- BWV968 アダージョ ト長調
- BWV995 組曲 ト短調
- BWV1000 フーガ ト短調
- BWV1006a 組曲 ホ長調
- BWV997 組曲 ハ短調
- BWV998 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
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