これは、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調」BWV1003 をバッハ自身がクラヴィーア用に編曲したもの。第2楽章のフーガでは対旋律が付加されたりしている。
- アダージョ
- フーガ、アレグロ
- アンダンテ
- アレグロ
それほど多くのピアニストが録音している訳ではない。何人か聴いた中で結局気に入ったのはリヒテルとテューレックという昔の巨匠たち。
「結局」と書いたのは、最初リヒテルを聴いた時点では何となく物足りなさを感じ、色々聴いているうちに勢いのある新しい録音(ラミン・バーラミ、アレクサンドラ・パパステファノウ)がなかなか面白い…と思ったのだが…。
何度か聴き比べているうちに、やっぱりリヒテル、テューレックがいいなぁ ♪…ということになった次第…(^^;)。
ラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、イラン、1976 - )
♪ バッハ:ソナタ集 /ラミン・バーラミ:アルバム
(BWV964:トラックNo. 21〜24)
アレクサンドラ・パパステファノウ(Alexandra Papastefanou、ギリシャ。1957 - )
(BWV964:トラックNo. 45〜48)
原曲の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調」BWV1003 をイツァーク・パールマン(Itzhak Perlman、イスラエル、1945年 - )の素晴らしい演奏で聴いた。フーガとか通奏低音とか弾くのは大変そうだけど…(^^;)。
ちなみに、今回は録音情報を調べるのに "Bach Cantatas Website" を使ってみた。考えてみれば、YouTube や Spotify よりも情報が整理されていて使いやすいかも知れない…ということに今更ながら気がついた…(^^;)。下記はこのソナタが含まれるページ。
ちなみに、BWV964 を録音しているピアニストを調べるとこんな感じ(↓)。
- Rosalyn Tureck : 1948, Mid 1980's ?
- Sviatoslav Richter : 1991
- Angela Hewitt : 1995, 2004
- Ingrid Blatter : 2008
- Ramin Bahrami : 2009
- Sean Chen : 2012
- Alexandra Papastefanou : 2019
『バッハの鍵盤音楽』 第16章「《クラヴィーア練習曲集 第2部》およびその他の作品」に含まれる作品。
- BWV971 協奏曲 ヘ長調(イタリア協奏曲)
- BWV831 序曲 ロ短調(フランス風序曲)
- BWV964 ソナタ ニ短調
- BWV968 アダージョ ト長調
- BWV995 組曲 ト短調
- BWV1000 フーガ ト短調
- BWV1006a 組曲 ホ長調
- BWV997 組曲 ハ短調
- BWV998 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
✏️バッハ :ソナタ ニ短調 BWV 964(PTNAピアノ曲事典)
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