これは「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調」BWV1001 の第2楽章フーガをリュート用に編曲したものである。なぜか、とても聴き覚えのある曲だ ♪
チェンバロで聴いた覚えはないので、ギターで聴いたののかも知れない。
バッハは、このフーガをオルガン曲「前奏曲とフーガ ニ短調」BWV539 でも使っているが、このオルガン曲も、たぶん聴いたことはないはずだ。
…ということで、今日は色んな楽器での聴き比べということになる。
なお、リュート作品を「鍵盤音楽」として取り上げる理由やリュート・チェンバロについては前の記事(↓)を参照されたい。
まずは、リュート・チェンバロによる演奏。
米国のチェンバリスト Elizabeth Farr(エリザベス・ファー)という人の演奏だが、これがなかなかいい感じだ ♪ 元の CD はコレ(↓)。
収録曲は下記。
- BWV995
- BWV996
- BWV997
- BWV998
- BWV999
- BWV1000
- BWV1006a
- BWV964
- BWV990
リュートによる演奏では Andreas Martin という人の演奏が良かった ♪
Gvaneta Betaneli という人のギター演奏。やはり、ギターが一番耳に馴染んでいる感じ ♪
それから、オルガン曲「前奏曲とフーガ ニ短調」BWV539。短い前奏曲が付けられているが、これがよく合う ♪ 演奏は Reitze Smits という人。
原曲の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調」BWV1001 をイツァーク・パールマン(Itzhak Perlman、イスラエル、1945年 - )の演奏で聴いた。なかなかいい ♪
♪ Itzhak Perlman Bach Violin Sonata No.1 BWV 1001.wmv
このヴァイオリンソナタ第1番の 4楽章すべてをピアノ曲に編曲したものを見つけた。編曲者は David Schulenberg という人、弾いているのは Daniël van der Hoeven という人。
『バッハの鍵盤音楽』 第16章「《クラヴィーア練習曲集 第2部》およびその他の作品」に含まれる作品。
*
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
【関連記事】
- BWV971 協奏曲 ヘ長調(イタリア協奏曲)
- BWV831 序曲 ロ短調(フランス風序曲)
- BWV964 ソナタ ニ短調
- BWV968 アダージョ ト長調
- BWV995 組曲 ト短調
- BWV1000 フーガ ト短調
- BWV1006a 組曲 ホ長調
- BWV997 組曲 ハ短調
- BWV998 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
出典:
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
【関連記事】
《Bach.KB.BWV964 ソナタ ニ短調:リヒテル、テューレック ♪ 原曲のヴァイオリンソナタもいい ♪》
0 件のコメント:
コメントを投稿