《鍵盤音楽史:現代》 19人目の作曲家は、エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara, フィンランド, 1928-2016)。今世紀を代表する世界的な作曲家である。
ラウタヴァーラについては、6年前に亡くなった時に初めて知って、ピアノ作品を調べたり、簡単な曲を練習したりしている。好きな作曲家の一人である ♪
一昨日、ラウタヴァーラに関する昔のブログの記事をこちらに引っ越してきた。
下記の記事でいろんなことを書いているので、ご参考まで。
一応、簡単に整理しておくことにする。
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara)は 1928年、ヘルシンキ生まれ。1948〜1952年、シベリウス・アカデミーにてアーッレ・メリカントに師事。後に、シベリウスの勧めでニューヨークのジュリアード音楽院に移り、ヴィンセント・パーシケッティに師事。また、タングルウッド音楽センターにてセッションズとコープランドのレッスンも受けている。
1957〜1959年シベリウス・アカデミーにて短期の講師として働いた後、1959〜1961年ヘルシンキ・フィルハーモニックのアーキヴィストとして働いた。1965〜1966年に Käpylä Music Institute in Helsinkiの学長を務めた。1966〜1976年再びシベリウス・アカデミーにて講師、1976〜1990年作曲学の教授に就いた。
交響曲第7番「光の天使」は 1997年度のグラミー賞にノミネートされた。
ピアノ関連作品を年代順に並べてみた。
- Three Symmetrical Preludes (1949–50)
- The Fiddlers「村の音楽師」 (1952)
- The Icons「イコン」 (1955)
- Seven Preludes (1956)
- Partita (1956–58)
- Six Études (1969)
- Sonata No. 1: Christus und die Fischer「キリストと漁夫」 (1969)
- Piano Concerto No. 1 (1969)
- Sonata No. 2: The Fire Sermon「火の説法」 (1970)
- Music for Upright Piano No. 1 (1976)
- Music for Upright Piano No. 2 (1976)
- Piano Concerto No. 2 (1989)
- Piano Concerto No. 3: Gift of Dreams (1998)
- Narcissus (2001)
- Passionale (2003)
- Fuoco (2007)
- Mirroring (2014)
YouTube の音源はかなり充実している。Laura Mikkola による演奏が多い。
ピアノ協奏曲第3番「夢の贈り物」は委嘱・初演したアシュケナージの演奏。ちなみに、日本初演は 2000年10月19日で、アシュケナージがN響を弾き振りしている。
ピアノ作品以外では、今回初めて聴いた「チェロソナタ 第1番」が気に入った。
チェロは Tanja Tetzlaff、ピアノは Gunilla Süssmann という人。
主な参考記事は下記。
✏️List of compositions by Einojuhani Rautavaara(Wikipedia/ 英語)
✏️ミッコラ ~ ラウタヴァーラ/ピアノ作品集(気ままな生活)
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