前回の週報に、今年の目標《My Piano Life 2022:基本に立ち返る ♪》のうちの「音楽の基礎と楽典などの勉強」が進んでないことをちょっと書いた。
で、棚上げにしていた「和声」の勉強を昨日から始めることにした。
✏️和声読本(一ノ瀬武志 著)
説明がとてもコンパクトで分かりやすいのと、課題が「和声を読む」ことを中心に作られているので、比較的ラクに勉強を進めることができそうだ。
「第一部 和声の読み方」の 30章のうち最初の 9章まで読んだ感じでは、最後まで読み通せるのではないかと思っている ♪
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「『実習のない、読むだけの和声学書があればいいのに』と願う人も多いと思います。無理な話だと思うのですが、あえて本書では『読む』という点にこだわって書いてみました。考えてみれば、和声を『読む』ことは、非常に大切な実践的な学問だと思います」
説明がとてもコンパクトで分かりやすいのと、課題が「和声を読む」ことを中心に作られているので、比較的ラクに勉強を進めることができそうだ。
「第一部 和声の読み方」の 30章のうち最初の 9章まで読んだ感じでは、最後まで読み通せるのではないかと思っている ♪
この読本の「はしがき」にはこう書いてある(↓)。
これが、まさに私がこの読本を選んだポイントである。
…のだが、最初は「読む」を「和声を読む」ではなく、この「テキストを読む」と勘違いしていて、(テキストを)読み通せば和声が分かるようになるのか…と安易な想像をしていたことを白状せねばならないだろう…(^^;)。
「和声を読む」課題を少し飛ばしていたので、次からはちゃんとやることにしたい。
この読本のもう一つの特徴として、「第二部 コンコーネの和音分析」というのがある。
「コンコーネ」というのは、声楽をやる人用の教本でピアノの「ツェルニー」みたいなもの…と言っていいのかな? ピアノ伴奏付きの練習曲集である。
コンコーネ50番 中声用(全音)
筆者は、この分析の目的を「和声学と実際の曲の違いを、分析によって体験的に学ぶこと」と言っておられる。
和声の基礎を学ぶことは重要だけど、実際の曲では和声の基礎通りには作られておらず、規則から逸脱することも多いようだ。
…で、この「コンコーネ」は「古典和声から適度に外れており、初歩の人が乗り越えるにはちょうど良いレベル」なのだそうだ。
この「第二部」をどの程度ちゃんとやるか、やれるか?…はまだ分からない。
もう一つ、「付録 簡易伴奏の付け方」というのも面白そうだ。
あと「付録 和声課題集」というのも付いていて、これが通常「和声」を学ぶときにやる「課題演習」なのだと思われる。「和声を読む」のではなく、「和声を組み立てる」。
60問の課題集になっているが、やるかどうか未定。答え合わせの方法がないし、やらない可能性の方が大きいかな…(^^;)? まぁ、まずは本文をちゃんと勉強しよう ♪
ところで、主要三和音の「第二転回」である「四六の和音」なのだが、これが「れっきとした不協和音です」と書いてあるのにはちょっと驚いた。
「ドミソ」が「ソドミ」(下から順番に…)に変わった(転回した)だけで「不協和音」になってしまう…ということは初めて知った。やはり、ちゃんと勉強しなくては…(^^;)。
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