2022年7月11日月曜日

バッハのトッカータで見つけたピアニスト Lisa Smirnova と Hortense Cartier-Bresson ♪

今練習中のバッハのトッカータ BWV914(のフーガ)が、どんな曲か少しは分かってきたので、改めてお手本の演奏を探してみた。すると、面白いピアニストを発見した ♪

たまたま二人とも女性だが、Lisa Smirnova の演奏はやや男性的かも知れない。もう一方の Hortense Cartier-Bresson の演奏はふくよかで女性的な感じがする。




まず、強い印象を受けたのが Lisa Smirnova の演奏(↓)。何というか、情感のこもったバッハである。ある意味、男性的というか思い切りのよさ、豪快さ?が気持ちいい ♪

個性的なだけに好みが分かれるかも知れないが、私は好きだ…(^^)♪ ややペダルが多いかな?…という気もしたが、オルガンの響きをイメージしているのかも知れない。



他の演奏も聴きたいと思って YouTube を探したが、あまり音源の数は多くない。ただ、その中で見つけたガーシュウィンはちょっと気に入った ♪



Lisa Smirnova(リサ・スミルノヴァ、1972- )は、モスクワ生まれ、ウィーン/デュッセルドルフ在住のピアニスト。

グネーシン音楽大学を経て 1990年にモスクワ音楽院に入学。1991年オーストリアに移りモーツァルテウム音楽大学のカール=ハインツ・ケマーリングに師事。同時期にマリア・クルチオ、ロバート・レヴィンにも師事している。

モーツァルテウム在学中の 1992年に20歳でニューヨーク・カーネギーホールでデビュー、その後、ウィグモアホール、ウィーン楽友協会、サントリーホールなどでも公演し、ザルツブルク音楽祭にも出演している。

バロックと古典時代への造詣が深く、特にモーツァルト、バッハ、ヘンデル、スカラッティの演奏で高く評価されているようだ。

また、現代音楽の熱烈な支持者でもあり、ヴォルフガング・リーム、ロディオン・シチェドリン、ギヤ・カンチェリ、ヴァレンティン・シルヴェストロフなどとも定期的に共演している。

現在、ドイツ・デュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学教授として後進の育成にもあたっている。

以上、主な出典は下記。

✏️リサ・スミルノヴァ(And Vision)

✏️Lisa Smirnova(公式サイト)


もう一人は、Spotify で見つけた Hortense Cartier-Bresson の演奏。残念ながら YouTube では BWV914 の演奏は見つからなかったが、BWV910 の紹介動画(↓)はあった。


この動画で雰囲気は分かるが、Spotify で聴いた BWV914 の演奏はこんなにペダルを踏んでいる印象ではなかったのだが…。全体に丸みを帯びたふくよかな演奏だと思う。


この演奏は、この(↓)ちょっと面白い CD に入っているようだ。バッハのトッカータと現代ピアノ曲(新ウィーン楽派:シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルン)とが交互に演奏される形になっている。最近(2021年2月)の録音のようだ。



収録曲:
  • J.S.バッハ:トッカータ ホ短調 BWV.914
  • シェーンベルク:3つのピアノ曲 Op.11
  • J.S.バッハ:トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910
  • ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
  • J.S.バッハ:トッカータ ニ短調 BWV.913
  • ヴェーベルン:変奏曲 Op.27


ベルクのソナタの紹介録画もある。これも、豊かな音色で演奏される魅力的な現代ピアノ曲になっている。



内田光子さんの「有機的・音楽的なウェーベルン」の演奏を思い出した ♪



Hortense Cartier-Bresson(オルテンス・カルティエ=ブレッソン)は、フランスを本拠に活躍するピアニスト。長年パリ音楽院で教鞭をとるかたわら精力的に演奏活動も行なっている。

ちなみに、いとこは高名な写真家のアンリ・カルティエ=ブレッソンとのこと。

✏️Hortense Cartier-Bresson(公式サイト)


それにしても、バッハと現代音楽というのはよほど相性がいいのだろう…。

私がバッハのトッカータを練習するきっかけとなったリフシッツの CD(↓)もそうだったし、今回のオルテンス・カルティエ=ブレッソンの CD も同じような構成だ。


そして、バッハに定評のあるリサ・スミルノヴァは現代音楽の熱烈な支持者だという ♪

バッハが大好きで、現代ピアノ曲にも憧れに似た興味を持っている私としても、この「バッハと現代音楽の親和性」というのはとても嬉しい…(^^)♪


この二人以外にもいくつか新しい音源を見つけた。「新しい」というのは、選曲したときに聴いた(↓)、リフシッツ、グールド、ソコロフ以外…という意味。



その中で、名前を見て「おっ!♪」と思ったのが Laurent Cabasso(ローラン・カバッソ)さん。「ディアベッリ変奏曲」のブラインドテストで 1位になったフランスのピアニストで、チョ・ソンジンの師匠でもある。

2016年に、そのディアベッリを聴きにリサイタルに行った ♪


演奏は正統派で端正な印象。私の好きな「バッハらしい」演奏の一つになるだろう ♪


2021年 3月リリースの CD(↓)からの音源のようだ。




もうひとりは、クララ・ハスキルの演奏。こういう録音が残っていたんだ ♪ ややおとなしい感じの演奏。



…ということで、曲のイメージはふくらんだが、これをほんの少しでも自分の弾くバッハに入れようと思うと、それは途方もなく大変なことになる…。

そもそも、この 4曲目のフーガってこんなに超速だったっけ!?…と、改めて驚いたりしている。それほど、ゆっくりしたテンポで練習している…ということらしい…(^^;)。



【関連記事】
《次のピアノ練習曲は J.S.バッハのトッカータ BWV914 ♪》


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