特徴は「エルゴノミクス・キーボード」。何と鍵盤が全体に湾曲していて、低音部から高音部まで手が届きやすいようになっている…(^^)♪ 上から見るとこんな形(↓)。
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全体の形はこんな感じ(↓)で、弦は平行弦、しかもキーに合わせてやや扇状に広がっている。結果として響板が大きくなって、響きが豊かになっていることが想像できる。
スタイルはやや斬新。鍵盤はもちろんだが、脚の作りなどにこだわりが見える。名前は "Maene-Viñoly Concert Grand"。
このピアノ、柴田俊幸さんという方のツイートで今日知ったのだが、なぜだか、半月ほど前にかてぃん君が弾いている動画が返信されている…。
コメントによると、曲がっている分、鍵盤が少し狭くなっているようで「11度も届く」と言っている。これは弾いてみたい気がする…(^^)♪
曲がったピアノ 10度余裕で11度も届く pic.twitter.com/ls37ZtrVGV
— 角野隼斗 - かてぃん (@880hz) June 28, 2022
ちなみに、このピアノの構想は 2016年にラファエル・ヴィニオリ氏がバレンボイムやアルゲリッチと話をして固まったようで、Chris Maene(クリス・マーネ)社とコラボを開始してから 6年の開発期間を要したそうだ。
詳細は下記。
✏️THE MAENE-VIÑOLY CONCERT GRAND(Chris Maene)
おまけ。こういうアイデアは昔からあって、下記記事で紹介した論文では「図(↓)のような半円形の鍵盤は甚だしく非現実的で今のところ存在しない」と書いてあった…。
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