2021年8月27日金曜日

Bach100: 4台のチェンバロのための協奏曲 BWV1065 原曲のヴィヴァルディもいい ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は「4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調」BWV1065。

「4台のチェンバロ…」なんて聴いたことがない…と思ったら、とても聴き覚えのある曲だった。原曲はヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンと1つのチェロのための協奏曲」で、こちらを昔聴いていたのかも知れない。


BWV1065 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


この曲も他のチェンバロのための協奏曲と同様に、バッハがコレギウム・ムジクムを率いた演奏会で、長男のヴィルヘルム・フリーデマンや次男のカール・フィリップ・エマヌエルらと一緒に演奏するために作曲したと考えられている。

4台あるので、親子で足りない分は優秀な弟子が弾いていたと思われる。チェンバロ自体(楽器)もバッハは沢山持っていたようだ。遺産目録には、大型チェンバロ4台、小型チェンバロ2台が含まれていたらしい…(^^;)。

なお、原曲にはチェロもソロ楽器として登場するが、バッハの BWV1065 では 4台のチェンバロが、適宜チェロのパートを受け持つようになっている。


オランダバッハ協会の演奏を聴いた。チェンバロを弾いているのは Siebe Henstra、Menno van Delft、Pieter-Jan Belder、Tineke Steenbrink の 4人。なかなかいい感じの演奏だ ♪



原曲のヴィヴァルディ「4つのヴァイオリンと1つのチェロのための協奏曲」も聴いてみた。この曲は、有名なコンチェルト集『調和の霊感(L’estro armonico)Op.3』の中の第10番 ロ短調 RV580 である。

弾いているのは LGT Young Soloists。ソロは Juhee Yang、Lena Segal、Elif Cansever、Viviane Plekhotkine の 4人。2021年 3月、Abbey Road Studios での録音。これもいい ♪



ピアノ 4台での演奏も探してみたが、なんと! 3年前に聴いたことのある豪華メンバーの音源が出てきた。ピアノはアルゲリッチ、キーシン、レヴァイン、プレトニョフの 4人。

それだけでなく、伴奏も、ルノー・カピュソン、ギドン・クレーメル、ヴァディム・レーピン、今井信子、ミッシャ・マイスキーなどの錚々たるメンバーが並んでいる。

2002年のヴェルビエ音楽祭での演奏。音楽祭ならではの顔合わせということだろう ♪




以上、主な出典記事は下記。






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