聴こうと思っていた教会カンタータ(一番有名と思われる)8曲(↓)の最後である。
BWV182 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
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BWV182 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
このカンタータは教会暦でいうと「棕櫚の日曜日(枝の日曜日)」のためのもの。
「棕櫚の日曜日」というのは、イエスが「平和の王」としてエルサレムに入った日を指す。教会暦では、その週の金曜日を受難日、次の日曜日を復活祭としている。
バッハは 1714年(29歳)に、ヴァイマールで宮廷オルガニストから楽師長(宮廷楽団のコンサートマスター)に昇進する。楽師長の仕事の一つに毎月 1曲ずつカンタータを作曲するというのがあったが、この曲はその最初の作品である。初演は 1714年3月25日。
以上、出典は下記。
✏️カンタータ第182番《天の王よ、汝を迎えまつらん》(バッハの教会カンタータ)
曲の構成は次のようになっている。
イエスがロバにまたがってエルサレムに入城するという、のどかな雰囲気で始まるが、一週間後の「受難」についても歌われるので、3つのアリアは少し暗い感じになっている。最後の合唱で「いざゆかん 喜びの国 サレムに」と明るさが戻る。
- ソナタ
- 合唱: Himmelskönig, sei willkommen
- レチタティーヴォ (bass): Siehe, ich komme, im Buch ist von mir geschrieben
- アリア (bass): Starkes Lieben
- アリア (alto): Leget euch dem Heiland unter
- アリア (tenor): Jesu, laß durch Wohl und Weh
- コラール: Jesu, deine Passion ist mir lauter Freude
- 合唱: So lasset uns gehen in Salem der Freuden
聴いたのはバッハ財団の演奏(↓)。指揮はJ.S.バッハ財団の芸術監督を勤めるルドルフ・ルッツ(Rudolf Lutz、スイス、1951〜)。1曲目ののどかなソナタがいい。
ピアノ編曲版は、編曲者不詳の「ソナタ」(↓)しか見つからなかった。
この音源の元は下記 CD のようだが、バッハの作品のピアノ編曲版がたくさん(CD 3枚)入っているようなので、あとで聴いてみようと思っている ♪
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