エリザベート王妃コンクール(ピアノ)の結果が出た。優勝間違いなしと思っていた務川慧悟くんは残念ながら(個人的感想です…)3位にとどまった。阪田知樹くんは 4位。
- Jonathan FOURNEL (フランス, 1993-)
- Sergei REDKIN (ロシア, 1991-)
- Keigo MUKAWA (日本, 1993-)
- Tomoki SAKATA (日本, 1993-)
- Vitaly STARIKOV (ロシア, 1995-)
- Dmitry SIN (ロシア, 1994-)
1位となった Jonathan Fournel は、第1ラウンドから私の耳にはまったく引っ掛からず、まだまだ私の音楽鑑賞力が未熟であることを思い知ってしまった…(^^;)。
ただ、ファイナリストに残った段階で聴いてみたモーツァルトのコンチェルトは、明るい音でとてもいい演奏だと思った。この時点で入賞するかも?…くらいは思ったのだが…。
演奏を聴く前に結果が発表されたので、ファイナルで Jonathan Fournel 君がどんな演奏をしたのか、ちょっと楽しみに聴いてみた。
以下、個人的な好みというバイアスのかかった感想になるが…。
課題曲の "D’un jardin féérique"(妖精の園より)は、印象としてはまだ弾きこなせていないと感じた。モーツァルトで聴かせてくれたきれいな音は影を潜めていたし、オケとの一体感も感じられなかった。
で、ブラームスの 2番に期待して聴き始めたのだが…。
こちらも、モーツァルトのとき人が変わったような音色。硬くてやや乱暴に聴こえる。音楽が流れてこない…。スケールの大きな演奏をしたいという気持ちは分かるが、何だか無理をしているような印象を受けた。
…ということで、私の中ではやはり務川慧悟くんが一番であることに変わりはない。課題曲もプロコも完成度が高かったと思う。負け惜しみではなく…(^^;)、私の正直な気持ち ♪
とはいえ、立派な先生方(↓)の判断なので、結果に文句を言うつもりはない。私の感じ方と審査員の判断が違うことには慣れてしまった…(^^;)。
楽しませていただいたエリザベート王妃コンクールも終わってしまった。ピアニストの皆さん、関係者の方々、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました ♪
おまけ。ちょっと楽しみにしていたゲザ・アンダ国際ピアノコンクールは、第1ラウンドで日本人 2人(池邊啓一郎、安並貴史)はいなくなり、楽しみが減ってしまった…(^^;)。
ちなみに第1ラウンドの結果はコチラ(公式サイト)。
さて、7月のショパン国際ピアノコンクールの予備予選はどうなるか…(^^)?
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