Slipped Disc のこの記事(↓)で知ったのだが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」には、ピアノの代わりに弦楽合奏の伴奏付きのものがあるらしい。
で、その演奏をしているのがソロも含めて 14歳〜23歳の若い弦楽奏者からなる LGT Young Soloists という弦楽アンサンブルで二度びっくり。しかも、なかなかうまいのだ ♪
この LGT Young Soloists というのは Alexander Gilman というドイツのヴァイオリニストが 2013年に設立したもので、コンクールの優勝者などで構成されている。15カ国から、12歳〜23歳の若者が参加しているようだ。
スポンサーは LGTリヒテンシュタイン銀行 (Liechtenstein Global Trust) という、リヒテンシュタインに本拠を置くプライベートバンクグループで、経営母体はリヒテンシュタイン侯爵家だそうだ。
LGT Young Soloists の公式サイトは下記。
その Soloists ページを見ると30人ほどの弦楽奏者が並んでいて、Otoha Tabata(1999生まれ、ヴィオラ)という日本国籍の人も一人いる。
こういう、若い音楽家を育てる取り組みは本当に素晴らしいと思う。
今回、記事になっているのは新しい CD(↓)の紹介で、ベートーヴェンのクロイツェルソナタと、もう一つチェロソナタ第3番の弦楽合奏伴奏付きも入っている。
ベートーヴェン生誕250周年を記念したもので、編曲も割と新しいのかも知れない。
この CD のプロモーション・ビデオが下記。
編曲したのは Paul Struck という人で、本人の公式サイト(↓)では「作曲家&編曲者」となっている。
プロフィールではウクライナ生まれのようなのだが、サイトのドメインには ".ru"(ロシア)と ".gg"(英仏海峡にあるイギリスの王室属領・ガーンジー島?)が使われていて、よく分からない…(^^;)。吹奏楽の音楽祭などもやっている人らしい。
…で、Spotify にこの CD があったので、それで聴いたのだが、あとでチェックしてみたら、「クロイツェル」の方は YouTube に動画(↓)があった。"kykNET" のロゴが付いているので、南アフリカでの公演の模様だと思われる。
♪ L.v. Beethoven: Kreutzer Sonata, arr. for violin and strings - Miclen LaiPang & LGT Young Soloists
ベートーヴェン生誕250周年にちなんで昨年行った「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》での、私の「お気に入り」演奏と聴き比べてみた。
まぁ、それぞれに良さはあるが、ヴァイオリンソナタもチェロソナタも、ピアノは「伴奏」ではなく対等な位置付けでもあり、個人的にはピアノの音が好きなので、どちらかと言うと原曲の方が好きかも…(^^;)。
以下、ご参考。
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