今日はチェコの作曲家、ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů)のご紹介…というより私の個人的なメモ。なにせ初めて知った作曲家で、この記事に引用したピアノ曲も今日初めて聴いたものばかり…(^^;)。
なので、タイトルの「いいかも ♪」には「?」を付けるべきかも知れない…。
ところで、チェコの 4大作曲家といえば誰でしょう? ヒントの絵(↓)。
イラストの二人はスメタナとドヴォルザーク、そして下の写真はヤナーチェクとボフスラフ・マルティヌー。この四人が「チェコの4大作曲家」…とこの記事(↓)に書いてある。
✏️国際マルティヌー協会日本支部(Libusemusic)
マルティヌー以外の 3人は、すぐに思いつかなくても名前を聞けば分かる。…が、マルティヌーという人はまったく知らなかった…(^^;)。
でも、ピティナ・ピアノ曲事典にもちゃんとマルティヌーのページ(↓)があって、ピアノ曲も結構たくさん載っている。
プロフィールなどは上記二つの記事や Wikipedia に詳しいので割愛するとして、時代的にはストラヴィンスキーやプロコフィエフとほぼ同じ世代になる(↓)。
ストラヴィンスキー(1882-1971)
マルティヌー(1890-1959)
プロコフィエフ(1891-1953)
400以上の作品を残していて、「6曲の交響曲を始め、様々な楽器のための30曲近くもの協奏曲、11作のオペラ」などが含まれている。
上で紹介した「マルティヌー協会」のサイトで見ると、95曲のピアノ独奏曲、4曲のピアノトリオ、8曲のピアノ協奏曲などのピアノ作品がある。
そもそも、この作曲家のことを知ったのは Slipped Disc のこの記事(↓)なのだが、何を言いたいのか今ひとつよく分からない記事だ…(^^;)。
タイトルには「1人より2人のピアニストがいい」と書いてあり、本文には「2台ピアノのための素晴らしいマルティヌーの協奏曲、ほとんど聴かれないが…」と書いてあるだけで、あとはこの YouTube 動画(↓)が紹介されている。
♪ B. Martinu - Concerto for two Pianos and Orchestra
フランスの Katia and Marielle Labeque(ラベック姉妹)の演奏で、あまり好みの曲ではなかったのだが、せっかくなので YouTube でピアノソロ曲を探して聴いてみた。
フランスの Katia and Marielle Labeque(ラベック姉妹)の演奏で、あまり好みの曲ではなかったのだが、せっかくなので YouTube でピアノソロ曲を探して聴いてみた。
そうしたら、何だかいい感じの曲が多いのだ ♪
本当のところどうなんだ?…というところまで聴き込む時間がなかったので、今日のところは(最初にも書いたが)個人的なメモに近い形でのご紹介でしかないが…。
ざっと聴いた範囲で言うと、ソナタのような大規模な作品よりも、小品集などにいい感じの曲が多いような印象だ。
例えば「パペット(操り人形)」というタイトルの作品集は第1巻(1914年)、第2巻(1918年)、第3巻(1924年)とあるようだが、魅力的な作品が多い。
難易度はよく分からないが、ちょっと弾いてみてもいいかな?というものもあるし、発表会などで弾くといいのでは?という感じの曲もある。
これは「16世紀から18世紀に流行したイタリアの即興仮面劇『コンメディア・デッラルテ』(喜劇)の登場人物を主題にした作品」なのだそうだ。
弾いているのはパウル・カスパーというチェコのピアニスト。
あと、これに近い感じの小品集が「春の庭園」(↓)。
8つの前奏曲(↓)というのは、もう少し現代的になって、ジャズ(ブルース)風の曲などが入っている。
ピアノソナタは 1曲しかない。聴いてみたが、あまり好みではない。チェコのルドルフ・フィルクスニー(Rudolf Firkušný)というピアニストの演奏。
…というところで、今日は時間切れ。もう少し、ピアノ協奏曲なども含めて聴いてみたい作曲家ではある…(^^)♪
演奏しているのがほとんどチェコのピアニストなので、世界的にはあまり知られてない作曲家なのかも知れない。
ちょっとだけ解説を読んだだけでも、「パリ時代にフランス六人組やストラヴィンスキーに影響を受けた」「チェコ民謡を用いた作品が多い」「亡命時代のアメリカの影響も…」「ドビュッシーの音楽にも影響を受け…」「後に新古典主義に入り…」と色んな要素が出てきて、一筋縄では捉えきれない作曲家のような気もする。
まぁ、もう少し時間をかけて気長に付き合ってみようかと思っている ♪
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