リストの超絶技巧練習曲 S.139-3「風景」の練習を始めてから昨日で 25日目。いくつかの難所を中心に部分練習を続けているが、進み方は「牛歩」か「亀の歩み」か…(^^;)。
ちなみに、昔カメを飼っていたが、散歩させると歩く(走る?)のは結構速いです ♪
それと「亀の歩み」には「遅いが着実な進歩」という意味があるようで、私のピアノの場合、後半の「着実な進歩」が当てはまるかどうか…怪しい…?
先週と同じく、練習の中心はこの楽譜(↑)の Un poco più animato il tempo 以降、オクターブを含む和音(最後の方では 10度!)が連続する箇所。
2〜3小節ずつ区切って練習しているのだが、その範囲では弾けても、少し長く連続して弾いてみるとうまく行かなかったりする。息継ぎの問題か…(^^;)?
それと、この部分はタッチというかアーティキュレーションというか、けっこう幅の広い弾き方の変化が求められる。今のところ、まだそこまでは出来てないが、そろそろ意識した練習が必要だとは思っている。
最初の方は、dolcissimo(きわめて柔和に・愛らしく)とか sotto voce(小声で、声をひそめて)という指示があるが、だんだんと energico vibrante(力強く活気に満ちて)とか、クレッシェンドとともに stringendo(だんだん速く)といった指示が出てきて ff まで行く。
実は、この曲の冒頭に una corda が指定されているのだが、そのあと tre corde が登場せず、どうするのかな?…と思っていたのだが、適宜、自分で判断することになるのだろう。sotto voce とかは una corda にしてもいいのかも知れない。
まぁ、その辺りは少しずつ考え始めようと思う。
二番目の難所(↓)、上の段の赤い枠(62小節目)の「ファ・レ・ラ」の 10度のアルペジオは何となく感じはつかめてきた。…が、すぐに続けて「ファ・ド・ラ」を押さえるのに苦労している。
下の段の「ファ-ラの10度+ ド・ミ♭」は、最初の準備を早めにすることで何とかなりそうだ。この辺り、音楽の流れが途切れない範囲で、少しテンポを遅めに(ルバート)しようかと…(^^;)。stringendo(だんだん速く)ではあるが…。
そして、三つ目の難所(↓)、ここは 1小節単位では何とか弾けるようになってきた。次はこれを続けて弾けるようにすること。覚えてしまう方が良いかと思って、「暗譜ファースト」で練習中。あと一息というところ。
前回書いた「山また山」(難所続き)の山登りの気分からは少し前進したかも知れない。それぞれの山の高低差も少し見えてきて、頂上までの道筋も何となく分かってきた感じ…?
まぁ、首都圏の「緊急事態宣言」が解除されるであろう 3月 7日くらいまでには、通し練習ができるようになりたいと思っている。
おまけ。今朝の散歩の途中で撮った桜の写真。もうすぐ春 ♪
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