2021年2月17日水曜日

▼リスト「風景」:難所克服のための部分練習が続く…(^^;)

リストの超絶技巧練習曲 S.139-3「風景」の練習を始めてから 2.5週間ほど経った。譜読みは終わったことにして…(^^;)…一応ブロックごとの部分練習に入っている。

指が届かない問題を含めて「難所」がいくつもある。




今、集中的に練習しているのは上の楽譜の Un poco più animato il tempo 以降の部分。

ここは、オクターブを含む音の多い和音が続くのと、私があまり得意でないスタッカート(スラーが付いているので mezzo staccato かな?)なので、ちょっと苦労している。

このあと、結構息長く、段々と盛り上がって ff まで行くので、そのあたりも苦戦しそうだ。今はまだ、数小節ずつ区切って練習しているので、これは今後出てきそうな課題。


ところで、練習のために区切る必要もあって、我流でアナリーゼもどきをやってみた。ネットで情報を探したが、曲がマイナーなせいか見つからなかった。

大きくは 3つの部分に分かれていると思われる。

  • part 1:第1〜36小節:主旋律が右手、左手、変ニ長調へ転調して右手と 3回繰り返される
  • part 2:第37〜80小節:part 1 の伴奏が第二主題のように旋律として登場し、パターンを変えながら何度も繰り返されながら盛り上がっていく(展開部のようにも見える)
  • part 3:第81〜98小節:part 1 を回想しながら段々と静かになって終わる

主な難所は part 2(Un poco più animato il tempo 〜)に登場する。part 1 と part 3(coda)は何とかなりそう。うまく弾けるかどうかは別として…(^^;)。


少し詳しく書いたものが下記。番号は小節No.。

part 1
1-12:前奏+右手メロディー+経過句
13-18:左手メロディー
19-24:経過句
25-36:D♭へ転調:右手メロディー+経過句

part 2
37-42:伴奏が主題に:①
43-50:変奏的パターン:②
51-56:①'
57-64:②'
65-70:①''
71-80:①'''

part 3
81-98:コーダ


part 2 に現れる二番目の難所がこれ(↓)。上の段の赤い枠(62小節目)の「ファ・レ・ラ」の 10度のアルペジオを右手とタイミングを合わせて弾くのができない…(^^;)。

これが 2回登場した後には、例の「ファ-ラの10度+ ド・ミ♭」という「届かないけど何とかしたい」左手の和音が続く…。この辺りは我慢のしどころ…(^^;)?




そして、三つ目の難所が、右手でとるか左手でとるか悩んでいたここ(↓)。




同じようなパターンが、微妙な?コード進行で続く。ここは part 2 の最後の締めの場所でもあるし、コーダに続くところなので結構大事なところだと思うのだが…。

音がなかなか覚えられないのと、左手交差がやはりちょっときついのと…。まぁ、練習の繰り返ししかなさそうだが…(^^;)。


…といった感じで、練習しがいのある?曲だということは分かってきた。難所以外のところも簡単に弾ける訳ではないので、しばらくは「山また山」の山登りの気分で頑張るしかなさそうだ…(^^;)。



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