今朝は雨模様の空。雨の合間を縫って散歩に出かけてみたが、10分もしないうちに降り始めた…(^^;)。庭仕事もできないし、朝の時間がとつぜん空いてしまった。
…で、バッハを聴きながらゴロゴロしていたら、ふと「一番新しいピアノソナタはどれだろう?」という素朴な疑問?のようなものが頭に浮かんだ…。
早速ネットでいろいろ検索してみるが、そんな疑問に答えてくれる記事がそうそうあるものでもない…。
しばらくして、こんな記事(↓)を見つけた。
「滑川真希はグラスの最も身近な協力者の一人です。2019年、グラスは滑川と彼女独特の喜びに満ちた精密さのためにピアノ・ソナタ第1番を作曲しました」
「…2019年夏にドイツで開催されたルール・ピアノフェスティヴァルで初演…」
…といったことが書いてある。一番新しいかどうかは分からないが、最新のピアノソナタの一つであることは間違いない。
それにしても、「第1番」ということはこれまでにピアノソナタは書いてなかったんだ…。これまでにグラスが書いたピアノ曲の 2倍の長さ(27分程度…)の大作とある。
フィリップ・グラスの作品にはそんなに親しんでいる訳ではないが、ヴィキングル・オラフソンの CD
『フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス』 を聴いたときあたりから、エチュードなんかはちょっとお気に入りになっている。
で、さっそく聴いてみることにした。YouTube には第3楽章しかなかった(3楽章構成)ので、Spotify で聴くことにした(↓)。
Philip Glass Piano Sonata
私の嫌いな「現代音楽」的な要素はあまりなく、どちらかというと耳触りのよい音楽である。第2楽章は静かで美しいし、第3楽章(↓)なんかはちょっとジャズ的なノリもあって、軽快な楽しさもある ♪
嫌いではないが、「グッとくる」ようなところはあまりないという感じ…かな…(^^;)?
とりあえず《現代ピアノ曲🧡》に入れておくことにする。何回か聴いているうちに好きになる(良さが分かるようになる)かも知れないので…。
ちなみに、YouTube にはプロモーション動画と、滑川真希さんがフィリップ・グラスと一緒にリハーサルしている動画がある(↓)。最初の写真はリハーサルの一場面。
♪ Philip Glass's Piano Sonata (2019) by Maki Namekawa
♪ Maki Namekawa & Philip Glass rehearsing the Piano Sonata
なお、ニューヨークの Morgan Library & Museum で行われたアメリカ初演のレビュー記事が、NYタイムズ紙に載っている(↓)。
ところで、滑川真希というピアニストは初めてお目(耳)にかかるので、簡単なプロフィールをメモしておく(自分用に…)。
1994年、国立音楽大学大学院器楽ピアノ専攻を首席で修了。1995年、ドイツに留学(国立カールスルーエ音楽大学)。1997年、ハンガリー「国際バルトークセミナー」に参加し、オーディション合格によりピエール・ロラン・エマール氏に学ぶ。
1997年、カールスルーエ音楽大学のピアノ科講師に就任。1998年、ドイツ「ダルムシュタット国際現代音楽セミナー」に参加し、ジョルジュ・クルターク氏に学ぶ。
夫である指揮者・ピアニストのデニス・ラッセル・デイヴィス(Dennis Russell Davies、1944-)とピアノデュオを 2003年に結成、ヨーロッパや北米を中心に活躍している。
デュオのために作曲された作品には、フィリップ・グラスの "Four Movements for Two Pianos"、 Chen Yi の "China West Suite"、そして、久石譲が 2019年に作曲した「2台のピアノと室内オーケストラのための Variation 57」(↓)などがある。
以上、主な出典は下記。
✏️滑川真希(国立音大)
✏️Maki Namekawa /Biography(本人サイト)
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