モーツァルトの歌劇「魔笛」の中でパパゲーノが歌う「娘っこでも女房でも」(Ein Mädchen oder Weibchen)という歌を元にした、チェロとピアノのための変奏曲だ。
Op.66
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
ベートーヴェンは、1796年 2月にプラハからベルリンに至る 5ヶ月の旅に出る。最後の訪問地ベルリンでは、国王フリードリヒ・ヴィルヘルム二世から宮廷にたびたび招待され、御前演奏する機会を与えられている。
このとき、バッハ、ヘンデル、モーツァルトを愛好しチェロを嗜む国王のために、チェロとピアノのための作品を 2曲作っている。
その一つがモーツァルトの「魔笛」の主題を使ったこの変奏曲、もう一つが「ヘンデル《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲」WoO45 である。
Op.64 の方は原曲が軽やかで楽しいので、娯楽性に富んだ室内楽になっている。国王もさぞかし楽しんだのではないだろうか…(^^)♪
YouTube には、アルゲリッチのマイスキーによる演奏があったので聴いてみた。なかなかいい感じだ…(^^)♪ 室内楽でのアルゲリッチを聴くと、いつも彼女の音楽性に感心する ♪
ついでに、モーツァルトの原曲をヘルマン・プライの歌でどうぞ ♪ ドイツ語と日本語対訳の表示付き。
もう一つ、ついでに「ヘンデル《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲」WoO45。これは、ブレンデル親子(Pf:アルフレート・ブレンデル、Vc:エイドリアン・ブレンデル)の演奏。よく知っている主題で面白い。楽譜付きの音源。
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