ショパンの自筆楽譜というポーランドにとっては国宝級の資料が日本で公開されるのは初めてのことだ。アリ・シェフェール作の《フレデリク・ショパンの肖像》も初公開。
✏️ショパン自筆の楽譜が初来日 ── 「ショパン ─ 200年の肖像」展が今秋から開催
✏️直筆の楽譜や手紙公開へ 10月神戸で「ショパン展」
自筆譜については、次のように書いてあるだけで詳しいことは不明。
「最も注目されるのは、日本初公開となるショパン自筆の楽譜。楽譜は本国でも国宝といえる存在で、極めて厳重に管理されており、所蔵するフレデリク・ショパン博物館でも公開が限られている」
「ショパン博物館所蔵 自筆譜」などと検索すると、練習曲集 Op.10 はあるようだが、今回の展示に含まれるかどうかは分からない。
で、もう一つの「日本初公開」が「ショパンと交流があったオランダ出身の画家、アリ・シェフェールが描いた《フレデリク・ショパンの肖像》」らしいのだが、これもあまり有名ではないのか、検索しても出てこない。
試しに Gettyイメージで探してみると、上に挙げた絵のように沢山のショパンが出てくる。この中の最初(左上)のものがアリ・シェフェール(Ary Scheffer)の絵である。来日するのはおそらくこの絵なんだろうと思う。
"(oil on canvas 0, 60 x 0, 51), Scheffer Ary ( 1795-1858 )" という解説がついている。
この絵、実はよく見かける下記の絵("Painting after the portrait by Ary Scheffer" とある)のベースになった肖像画のようだ。
Embed from Getty Images
さて、『ショパン ─ 200年の肖像』展であるが、「ショパン直筆の楽譜や手紙、肖像画、時代背景の分かる絵画など約250点」が、10月12日から12月1日まで兵庫県立美術館で展示されることになっている。
その後 2020年に、久留米市立美術館(2月~3月)、練馬区立美術館(4月~6月)、静岡市美術館(8月~9月)に巡回する予定。
神戸では、コンサートや関連漫画「ピアノの森」の原画展も合わせて行われるようだ。
ところで、「日本とポーランドの国交樹立100周年」のイベントだが、「日本ポーランド国交樹立100周年」特設サイトを見る限り、ショパン関連の音楽イベント(コンサートなど)はまったくない。不思議だ…(^^;)?
※追記@4月11日15:50
音楽イベントなどの情報は上記特設サイトではなく「ポーランド芸術祭(2019 in Japan)」関連のサイトやFacebookページにありました。失礼しました。
私の作っている《ピアノカレンダー2019》にも、9/24のチョ・ソンジンと11/2のラファウ・ブレハッチを載せてました…(^^;)。
関連サイト(リンク)を載せておきます。
✏️ポーランド芸術祭 2019 in Japan(Facebookページ)
✏️「ポーランド芸術祭 2019 in Japan」記者懇親会レポート(主な企画が載っている)
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