2018年10月24日水曜日

スタインウェイの限定モデル:Elbphilharmonie Limited Edition ♪

2017年1月にオープンした "Elbphilharmonie Hamburg"(エルプフィルハーモニー・ハンブルク)は、その特徴的な外観と、近未来的なホールで話題になったが、今回、スタインウェイが「エルプフィルハーモニー限定版ピアノ」"Elbphilharmonie Limited Edition" というのを出すようだ。8台限定&特典付きの特別なピアノらしい。

✏️The Steinway Elbphilharmonie Limited Edition



一見して分かるのは譜面台("music rest" というらしい)の形と蓋(大屋根)の裏のドット模様。

譜面台はもちろん「エルプフィル」の建物(↓)のシルエット。蓋の裏のドット模様は、建物の外壁を覆っている 1,100枚のガラスのパネル(ドット柄が入っているらしい)を表したもの。




この限定版ピアノは、エルプフィルハーモニーの建物を称え祝福する(celebrates and compliments)ものなので、音楽教育などを支援している "Stiftung Elbphilharmonie"(エルプフィルハーモニー財団)に、1台につき 2万ユーロを寄付することになっている。

また、ピアノ 1台ごとにスポンサーとなる "Godparent"(名付け親)がつくそうで、その 8人とは、"Lucas & Arthur Jussen, Igor Levit, Jan Lisiecki, Brad Mehldau, Daniil Trifonov, Mitsuko Uchida, Anna Vinnitskaya and Yuja Wang" という有名ピアニストたち ♪

このピアノのオーナーとなった人には、そのピアニストの「証書」(certificate)が渡され、そのピアニストと会う機会とエルプフィルハーモニーでのリサイタルのチケットが提供されるらしい。トリフォノフと会えるかも…。いや、ユジャ・ワンがいいかな…(^^;)?


このピアノのベースとなっているのは Model B というもので、長さ 211cm、幅 148cm のものだ。仕上げは black lacquer と oak の二種類。8台のうち 5台には SPIRIO(自動ピアノ)システムが組み込まれるようだ。当然、ハンブルク製。

金額が気になるところ(買う気はまったくゼロでも…)だが、お値段はスタインウェイに問い合わせて下さい、ということらしい。


【関連記事】
《『スタインウェイができるまで』読書メモ》

0 件のコメント: