2019年4月23日火曜日

▼シューベルトのソナタ14番:進んでいるのか?いないのか?

シューベルトのピアノソナタ第14番 D784 Op.143 の第3楽章、一通りの譜読みを終えて、提示部まではほぼ「暗譜」して…。私の「暗譜」は「楽譜を見ないでも練習できる」というレベルなのだが…。

とりあえず、テンポはかなりゆっくりではあるものの、一応は部分練習に取りかかったのだが、なぜか進んでいるという実感がない…。

第1主題の出だし(↓)は、ある程度「手についてきた」と思うのだが、その後半部分はまったく克服の目処がつかない「難所」だし、第2主題は今ひとつしっくりこない…。




第1主題の後半部分の「難所」の攻略は時間がかかると思っているので、地道に毎日トレーニング?中である。スケールの練習などの「基礎」をやっていないツケが来た感じだが、曲の中で基礎練習をやるということにしているので、それは想定内…。

ただ、前回この赤枠をつけなかった 1段目後半の「連続和音」の箇所も、どうやら「難所」認定をしないといけないような気配である。テンポがまったく上がらない…(^^;)。




上の難所のうち最初の装飾音符、4音の前打音みたいな箇所は、動きの悪い左手ということもあり、久しぶりにお風呂の中での「指体操」を始めてしまった…(^^;)。

湯船に浸かっているときに、底を鍵盤に見立てて、ひたすら指の体操を繰り返す。この場合、「ラシドレミ」の「54321」を両手で繰り返し、だんだん速度を上げていく。

これは筋肉を鍛えるという訳ではなく、動かす神経回路を強化するため。

参考:《鍛える:柔軟性とスピード〔連載(2) 大人のピアノ練習法〕》


それから第2主題(↓)、ここはまだ練習量が足りていないので、右手がもう少し「手について」歌えるように頑張るしかないと思っている。

例によって、左手の伴奏も課題である。力を抜いて、小さな音でも確実に…。いつもの課題に加えて、音型がちょっと難しいので指使いがまだしっくり来ていない。




この第2主題は、1回目はヘ長調、2回目はハ長調、3回目の再現部ではイ長調になっている。それで、3つの調での第2主題部分だけをとりだして練習したりもするのだが、ちょっとした問題がある。

それは、当然とも言えるのだが、伴奏の音型が少しずつ変わっていること。単純な移調にはなっていない。例えば、2回目はこんな感じ(↓)で、赤丸部分が変わっている。



ここは、暗譜や練習が面倒!と思うのではなく…(^^;)、音楽としてのニュアンスの違いや、シューベルトが変えた理由を、感覚として感じとるべきところなんだろう…♪


進んでいることが感じられない理由の一つは、実際に進歩していないということもあるかもしれないのだが、練習手順をもう少し計画的にする必要もあるかもしれない。

せっかく、アナリーゼみたいなことをやった(↓)ので、ブロックごとの進捗や課題を少し追ってみようかとも考えているところ。

《シューベルト:ピアノソナタ14番第3楽章アナリーゼ?》

《シューベルト:ピアノソナタ14番第3楽章の展開部と難所!》


平成のうちにはどうも終わりそうもないので、次の令和時代に持ち越しだ…(^^)♪



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