2017年5月1日月曜日

日本人ピアニスト:探索再開しようかな…♪

気がつけば早くも風薫る5月となり、連休の真っ最中。もうすぐラフォルジュルネが始まるのは嬉しいとして、それ以外これといった予定もなく…。

"My Piano Life" としてはベトソナ13番を頑張っているので、まぁそれなりに充実しているとも言えるのだが…。何か物足りないと思っていたら、最近あまりピアノ音楽を聴いていないことに気がついた。

ベートーヴェンのソナタなどは13番を中心に聴いていたりするのだが、とくに新しいピアニスト、新しいピアノ曲を聴いていない。なので、ワクワク感というか「いいな〜」とか「よかった ♪!」みたいな感情から遠ざかっている気がする…。

これはまずい!心の老化?が加速してしまう…(^^;)!!


…ということで、久しぶりに「ピアニスト探索」を始めてみようと思う。とくに今回は「日本人ピアニスト」の中でお気に入りを探そうかと考えている。

というのは、前回(といっても 2年も前だが…)日本人ピアニストを37人ほど「探索」したときには、4人しか見つからず、それもお気に入り「候補」止まりで、何となく心残りを感じていたからだ。


で、その前に、これまでの「お気に入り候補」のピアニストがどのくらいいるのか、自分でも確認したくて一覧表を作ってみた。

最初はランキングにしようと思ったのだが、内田光子さんのダントツ以外はなかなか順位づけも難しく、自分の気持ちに合わせていくつかのグループに分けてみた(↓)。




内田光子さんは、私の中では日本人ピアニストただ一人の「お気に入り」。というか、海外のピアニストを含めても「別格」だと思っている。


上原ひろみはジャズだが、この人も世界が認めているピアニスト。一度ナマを聴いてみたいピアニストの一人だ。



「リサイタル行ってみたい」の中の辻井伸行クンは、このところちょっと気になっている。最近聴いたTV番組での演奏で「オッ ♪」と思ったのだ。

演奏のスケールが大きくなったというか、本格的な演奏になってきたというか…。それでいて持ち前のきれいな音も健在で、ピュアな音楽性に磨きかかかってきたような気がする。問題は、人気者なのでチケットがやや高いこと…(^^;)。

「リサイタル行ってもいいかも」と「もういいかな?」のグループは、私のお気に入り度としては、そんなに変わらないのだけれど、前者はまだ進化の可能性を秘めていると思えるピアニストで、後者は…。


この中で、これまでナマで聴いたことがあるのは次の3人。





「今後に期待」グループの中で、TVとか動画音源とかでわりといい印象を持っているのは、金子三勇士と松田華音。


反田恭平クンは、人気で言えば一番なのだろうが、私の好みからするともう少し熟成が必要なのではと思っている。少なくとも最近TVで見たときは、やや中身のない演奏に感じられた。とはいえ、ビルボード1位(↓)など頑張っているようだ。



最後にちょっとだけ、日本人ピアニストへの苦言(素人ピアノファンの勝手な感想)を…。

一昨日の記事《音楽の魅力とイチゴの甘さ ♪》で言うと、どうも日本人ピアニストの演奏を聴くと、「イチゴの形」を作る技術には優れていると思うのだが、「イチゴの甘さ」があまり感じられない気がする。

その優れている「技術」についても、ピアノ教室の延長線上から抜けきれていないような印象である。もちろんレベルとしては突出しているのだろうが…。

つまり、指はとてもよく回るのだが、楽譜を「音楽」にするための「表現技術」という点ではどうなんだろう?と思ってしまうことが多い。

例えば「音質」。ピアノという楽器から美しい音を引き出したり、曲の中で多彩な音質を使い分ける人が少ないように思う。


それから、演奏を通して聴いたときに、もう一つ物足りない感じがすることが多い。満足感というか納得感というか、聴いてよかった、もっと聴いていたいと思うことが少ない。

一つには、その作品への思い入れが感じられない演奏。本当にその作品を好きで弾いているの?と思わざるを得ないような演奏だ。

もう一つは「ツメの甘さ」のようなもの。音楽を一つの作品として作り上げる構築力(意思?)が弱かったり、構成する各部分での説得力のようなもの(語り口?)が感じられなかったり…。



…と余計なことを書いてしまったが、こういう私の偏見?を覆してくれるようなピアニストが見つかることを期待しながら、ボチボチと探索を始めようかと思っている…(^^)♪

まずは、候補者を探すことから始めることにしよう。ラフォルジュルネの出演者とか「いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭」とか国内のリサイタルとかを当たってみようと思う。

では、乞うご期待!?



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