6月末に市民ホールのスタインウェイを弾ける(試弾できる)ことになった。海外のブランド・ピアノもフルコンサート・グランドも初めての体験なので楽しみにしている。
で、5月20日から、その時に何を弾くかで悩み始めている。カミさんからの「せっかくだから何曲かちゃんと仕上げて…」という言葉に乗せられて、ちゃんと!練習しようと思っている。ちなみに練習途中のベトソナ13番は途中離脱…(^^;)。
昨日までで、これまでに練習した曲の楽譜を並べてざっと弾いてみた。あまり出来の良くなかったものは除いて、気に入っている曲を中心に一応の候補を選んでみた。それが下記。[ ] 内はおおよその(私じゃなく標準的な)演奏時間。
バッハ:
「フランス組曲 第4番 変ホ長調」から〈アルマンド〉
BWV 815 [3:00]
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第8番「悲愴」から 第2楽章 変イ長調
Op.13 [5:00]
シューベルト:
「3つのピアノ曲(即興曲)」から 第2番 変ホ長調
D946-2 [13:00(8:00?)]
ドビュッシー:
「ベルガマスク組曲」から〈プレリュード〉へ長調
[4:00]
単純計算で「25分間」の内容である。私の場合、テンポがそれなりに遅くなり、曲間の間合いもあるので、たぶん30分以上はゆうにかかるだろう。これを「暗譜」して「ちゃんと」弾けるようになるのか??という大疑問は厳然としてある。
とくにシューベルトは長いので「反復」をスキップしようか、なんて畏れ多いことも考えている…(^^;)。13分が計算上は8分に短縮されることになる。
あるいは、他の短い曲と入れ替えることも考えられる。候補はブラームスの間奏曲(Op.117-1)、これだと5分30秒。まぁ、もう少し弾いてみてから考えようと思う。
ところで、これだけ多く?の曲を一度に練習した経験はない。なので、どういう順番でどういうふうに練習しようかと悩んでいる。まったく見当がつかない。
とりあえず、1日1時間の練習時間を倍の2時間にすることにした。続けて2時間は体力(忍耐力?)的にしんどいので、例えば午前と午後に1時間ずつかなぁ、などと思っている。
練習の順番としては、まず短い曲から始めて「暗譜」をしてしまってから、順番に長い曲に移っていくのがいいかな?と漠然と考えているところだ。
練習手順の作戦を考えるために(役に立つかどうかは置いといて…)小節数(とページ数)を数えてみた。繰り返しはカウントしていない
バッハ 〈アルマンド〉:20小節(2p)
ベートーヴェン「悲愴」2楽章:73小節(3.5p)
シューベルト D946-2:236小節(8p)
ドビュッシー〈プレリュード〉:89小節(6p)
やはり、シューベルトが長い。ちなみに「繰り返し」はおおよそ150小節あるので、それも含めると400小節近い「大曲」ということになる。短期間で「暗譜」できるか?心配になってきた…。
ところで、一度練習した曲を久しぶりに弾いてみると、すっかり忘れていることにビックリする。あんなに練習して一度は「暗譜」したはずなのに…。楽譜には、苦労して考えたらしい、指使いなどの「書き込み」があるのだが、なんでこうなの?と思うようなものもけっこうある。
ただ、少し弾いているうちに、初めての曲より少しだけは弾けるようになるのが早いような気はする。2度目の練習だからなのか、少しは上達したからなのか?は分からないが…。(たぶん前者?)
もう一つ、すぐに解決すべき課題が見つかった。それは「ラクに弾く」ことが出来なくなっている?こと。
ベートーヴェンの13番ソナタの難しいところを「ピアノ教本」代りに反復練習しているうちに、力んで速く弾こうとするような傾向が強まったのかも知れない。
「脱力」が思うように出来ない。脱力したつもりで弾くと、弱々しい音しか出ない。これは一大事だ。もう一度「ラクに弾く」感覚を取り戻さないとタイヘンなことになりそうだ。
あと5週間ちょっと。いろいろと試行錯誤しながら頑張るしかない!♪
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