ホールでスタインウェイを試弾するときに弾く曲を4曲練習中であるが、その4曲のお手本演奏として、次の4つの音源をときどき聴いている。
バレンボイムのベートーヴェンとシフのバッハは、私の中ではある意味「定番」で、音楽(芸術)として「鑑賞」の対象として聴いてきたもの。
ドビュッシーのベルガマスクは、この「前奏曲」を練習したときに参考(レファレンス音源)として聴いていたもので、弾いているのは 15歳の Konstanca Dyulgerova という女性。
鑑賞というより、自分が練習するための「お手本」として聴いていた。でも、いま聴いても飽きないので、鑑賞に耐えるだけの演奏なのだとは思う。
シューベルトを弾いている Irina Lankova というピアニストは、初めて聞く名前で、今回いくつかの音源を聴いている中で見つけたのだが、ちょっと「男前」?な演奏(女性ピアニストだけど…)で気に入っている。
最初は「お手本」として、分かりやすい気がして選んだのだが、何度か聴いているうちに意外といいかも、と思い始めた。シューベルトの「くどさ」を感じさせない気持ちのよい演奏だと思う。シューベルトらしくないという感想を持つ人もいるかも知れない…。
で、ふと思ったのは、ピアノ音楽を聴くときに、こちらの聴き方の「モード」も少しづつ違っているのかも知れない、ということ。
聴くことを楽しむ、いい音楽を聴かせてほしいと思いながら聴く「鑑賞」。自分が練習することを想定しながら、たまには楽譜を見ながら聴く「参考視聴」?(お手本型)。
それと、実はいまクライバーン・コンクールのライブ(medici.tv)を聴きながら、この記事を書いているのだが、この聴き方は「探索」型かも知れない。
つまり、お気に入りのピアニストや曲と出会えると嬉しいな…という感じで、やや聴き流しているかも知れない…(^^;)。失礼!→いま弾いているダニエル・シューくん…(↓)。
でも「BGM」型ではなく、ちゃんと耳をそばだてながら聴いているので…。
では、次は Yury Favorin なので、この辺で…。
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