しかも、ショールームとか試弾室とかではなく、コンサートホール!…といっても、サントリー…とかじゃなく「市民ホール」。それでも600席以上あるのでそれなりのホールだ。もちろん観客はゼロ(「試弾」なので…)。
ある日、たまたま目にした広報紙か何かで「ホールでピアノ(スタインウェイ)を弾いてみませんか」みたいな小さなお知らせを見つけた。しかも1時間 2,000円とリーズナブル ♪
見つけたのが申し込み日の1週間前くらいだったので、ラッキー!これはもう申し込むしかない。が、問題は朝8時半から申し込み開始で「先着順」ということ。まぁ、早起きするしかない…。
ということで、昨日朝早くから並んでついにそのチケットをゲットした。
発売開始から1時間前の7時半に行ったら、何と!すでに8人ほどが並んでいた。みなさん一体何時から並んでいるのか?
並んでいる人たちはピアノの先生なのか、生徒さんのお母さんたちなのか…。ときおり聞こえてくる会話に混じっている単語は、「リハーサル」とか「課題曲」とか「ショパンのエチュード」とか、私には無縁のものばかり…(^^;)。
畏れ多くも「ホールのスタインウェイで下手なピアノを練習しよう…」という私のような物好き(不心得者?)は一人もいないようだ。何となく場違いな感じで1時間を過ごした。
8時半になってドアが開けられる頃には、行列は30人ほどになっていた。早起きした甲斐はあったようだ。
で、帰宅してカミさんに「成果」を報告したら、いきなり「何曲か曲を仕上げて持っていかなくちゃね ♪」と言われてしまった…。
こっちは「いつもの練習」を想定していたのだが、せっかくスタインウェイ(D-274・ドイツ製)で、しかもステージで弾くのだから、それでは「もったいない」という訳だ。観客がいるつもりで…、途中で止まったりせずに…、仕上がった演奏を…。
う〜む、反論できない…。「そうかも…」と思っているうちに、「4期(バロック、古典、ロマン、近現代)から1曲ずつ」とか「録音・録画しようか」とか、話はだんだん膨らんでいく。半分はお調子者の私が言い出したことでもあるが…(^^;)。
ということで、お気軽に「スタインウェイが弾ける…(^^)!! 」が、いつの間にかちょっとした「発表会もどき」の「目標」に変貌しつつある…。プレッシャーだ。
実際に弾けるのは6月の終わりなので、まだ準備する時間はあるにはあるが…。とはいえ、今から4曲とかを準備するのはとうてい無理だ。
本当は、今やっているベートーヴェンの13番ソナタを全楽章仕上げて…と言いたいところだが、それは逆立ちしても無理。なので、これまでに練習した曲で、比較的ちゃんと弾けそうなものから選ぶしかない。といってもそれほどたくさんの曲があるわけでもない。さぁ、困った!
…と困っていても仕方ないので、今年の初めに作った「4年間に練習した曲」の一覧表でも眺めてみようかと思っているところである。
ずっと棚上げにしていた(忘れたふりをしていた)「止まらずに弾く」という課題も、もう一度持ち出すしかなさそうだ…(^^;)。
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