2017年5月5日金曜日

オックスフォード・ピアノ・フェスティバル、凄い!♪

今年の夏に行われる「オックスフォード・ピアノ・フェスティバル」("2017 Oxford Piano Festival")というのをたまたま発見した。

オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団が主催するようだが、内容が素晴らしい。




教授陣を見ると有名人では、アンドラーシュ・シフ(プレジデント)、リチャード・グード、メナヘム・プレスラー、イェフィム・ブロンフマン、アルフレッド・ブレンデル(パトロン)、ファニー・ウォーターマン(Leeds で有名な…)などが並んでいる。

他に、名前を初めて聞くピアニストとしては、Marios Papadopoulos(音楽監督)、Zhang Zuo、John Lill、Saleem Ashkar など。


こういう充実した教授陣(ピアニスト)が、昼間はマスタークラスや講義、夜はリサイタルという、実にぜいたくな1週間強である。スケジュール表は下記。




マスタークラスは公開されているようで、2時間のものが約1,000円(£7)、3時間のものが約1,500円(£10)で聴ける。リサイタルのチケット価格も「リーズナブル」で、£10〜25(約1,500円〜3,600円)くらい。一番高いのが、シフ(バッハの平均律 Book1 全曲、休憩なし)の£42〜10 だが、それでも一番高い席が約6,100円である!

ブレンデルの "Beethoven’s Last Sonatas and his Late Style" という講義はちょっと聞いてみたい気がする。また、「パフォーマンス」の専門家による "Managing Performance Nerves" というのも面白そうだ。

いや〜、オックスフォードの近くに住んでいる人が羨ましい…(^^;)。


こういうものを見るたびに、日本という国は「文化僻地」なのかな〜と思ってしまう。少なくとも、クラシック・ピアノ音楽に関しては…。

私のような素人のピアノ・ファンでさえそう思うのだから、ピアニストを目指す人たちにとっては、たくさんの音楽祭やコンサート・シリーズがいつも開催されている環境とそうでない環境とでは、天と地ほどの差が感じられるのではないだろうか…。


参考:


「浜松国際ピアノアカデミー」というのもあったが、中村紘子さんが亡くなられた途端に終了することになってしまった。後継者がいないということは残念なことだ。

参考:



追記@2023/08/08:浜松国際ピアノアカデミーは 2019年度から復活している ♪





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