2017年5月13日土曜日

ルービンシュタイン・コンクール、優勝はシモン・ネーリング

昨日の記事の《モントリオール・コンクールの優勝はZoltán FEJÉRVÁRI ♪》と同様、途中経過はほとんど聴かずにルービンシュタイン国際ピアノコンクールが終わってしまった。

日本人参加者ゼロということで、それほど興味がなかったのもあったのだが…。でも一応、優勝者はチェックしておこうと思う。




詳しくは公式サイトの発表にあるが、3位までの入賞者は下記。

1: Szymon Nehring
2: Daniel Petrica Ciobanu
3: Sara Daneshpour


1位の Szymon Nehring(↑ シモン・ネーリング)は、ポーランドの21歳。もじゃもじゃ頭で、羨ましいほど指が長い。2015年のショパンコンクールのファイナリストだったようだが、覚えてない…(^^;)。

当時の記事(↓)をチェックしてみると、たしかにファイナリスト10人に名前がある。


その後発表された採点表(↓)にも当然名前が出ているが、この時の審査員評価はそれほど高くなかったようだ。



シモン・ネーリングの詳しいプロフィールは下記をどうぞ。




で、いくつか演奏を聴いてみた。まだ(5月13日 6:40時点)最後のラフマニノフのコンチェルト3番の動画がアップされていないようなので、いくつかのソロ曲とベートーヴェンのコンチェルト1番を聴いてみた。

ベートーヴェンのコンチェルト1番は、下記の動画(Yevgeny YONTOV、Szymon NEHRING、Daniel Petrica CIOBANU の3人分)の2番目(39:27-1:14:25あたり)に入っている。



演奏は、昨日聴いたゾルタン・フェイエルヴァーリと同じ印象を受けた。

長い指で、硬質でクリアな音を出す。音楽の作りも優等生的にかっちりしている。が、私の個人的な感想としては「面白み」に欠ける。ある意味「コンテンポラリ」?な流行りの演奏なのかも知れない。

スカルラッティもベートーヴェンもモーツァルトもショパンもラフマニノフも、同じような音質で同じような弾き方としか聴こえてこないので、すぐに飽きてくる。

こういう弾き方は、もしかしてコンチェルトでは生きてくるのかも知れないと思って、ベートーヴェンの1番を聴いたが、印象はほとんど同じだった。


結論的には、残念ながら私の好みではなかった…。

また、ゾルタン・フェイエルヴァーリの方はレパートリーで特長を出していけそうな可能性を感じたのだが、シモン・ネーリングの方はどういう売り出し方をしていくのか、よく分からない感じがした。

まぁ、2時間ほどざっと聴いただけの感想なので、別の曲を聴けば印象は変わるかも知れないが…。



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《モントリオール・コンクールの優勝はZoltán FEJÉRVÁRI ♪》


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