松田華音という名前はどこかで聞いたことがあるが、あまり気にしていなかった。何気なくピアノ関係のニュースを見ていて、昨年秋にドイツ・グラモフォンからCDデビューをしたことを知った。
そのCDは『松田華音デビュー・リサイタル』というタイトルで、ベートーヴェンのソナタ《ワルトシュタイン》やショパンの《英雄ポロネーズ》、スクリャービンのワルツ op.38 などが入っている。
さっそく音源を探して聴いてみた。「天才少年・少女」にありがちなのだが、子供の頃の動画が多い。その中に、CDの中からの2曲(投稿者:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)が見つかった。
最初はパッヘルベルの「カノン」、悪くないがどうということはない。
次にスクリャービンの「ワルツ 変イ長調 Op.38」を聴いた。たぶん初めて聴く曲だが、これはなかなかいい。音がしっかりしているのに、決して硬くなく音色が美しい。高音の響き(キラキラ感)もいい感じだ。なによりも音楽がちゃんと奏でられている。
あらためてプロフィールを見てみたが、なんとまだ18歳である。6歳でロシアのグネーシン音楽学校(キーシンも学んだところ)に留学し、8歳でオーケストラと共演。ここまで、すくすくと育ったという印象だ。(詳しくは下記サイトなど)
小さい頃から海外に出て、いい環境で本格的な教育を受けたことが良い結果につながっているのだろう。この先も、グローバルな環境で演奏家として大成してほしいと思う。
ちなみに、4月7日にオペラ・シティでCD発売記念ピアノ・リサイタルをやるようだ。
もう少し聴いてみないと「お気に入り」の判定は難しいが、これからが楽しみなピアニストであることは間違いない。少なくとも「応援したい日本人ピアニスト」にはなった。
先日作った《日本人ピアニスト37人聴いてみた+結果→お気に入り♪》リストに、さっそっく追加しておくことにしよう ♪♪
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