2015年1月11日日曜日

シベリウス「エチュード」で4・5指の鍛錬!

シベリウスの「エチュード」を練習し始めてから10日ほどになるが、思わぬ効果が出ているようだ。もともとは、スピード(指の回転)とスタカート(歯切れの良いタッチ)の練習のためにと思って選曲した曲である。

ところが、この曲は「右手の4・5指」の鍛錬にもなるようなのだ。



全体を通して、上の楽譜のようなパターンでできている曲なので、この一番上のメロディー・ラインを歌わせようとすると、必然的に4・5の指を少し強めに弾くことになる。

しかも、4→5、5→4、5→5、といったいろんな組み合わせが出てくる。それはそれで大変なのだが、結果的にはいい練習になっているように思える。なんとなく、少し指(4・5)が強くなったような気がしている。

たった10日で?と思うでしょうが、実感(気のせい?)なのだ。


それと、もうひとつ効果を期待できそうなのが「脱力」である。これは、スピード・アップとセットで練習できるのではないかと思っていたことだ。

実際にやってみると、スピードを上げるためには1拍(16分音符4個)を一息で弾く必要がある。それを意識して弾くと(思ったように弾けると)、2つ目以降の16分音符はかなりうまく脱力できる。


曲の練習自体の進み具合でいえば、まずまず順調といっていいだろう。ただ、スピードを計ろうと思っているので、ミスを減らして、止まらずに弾けるようにすることが課題(まだまだ…の状況)である。

また、この曲には "Leggiero"(軽く優美に)と書いてある。そういう雰囲気を出す(表情をつける)ところはこれから、である。



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