2015年1月6日火曜日

練習曲追加:セヴラック:ポンパドゥール夫人へのスタンス

少し早いのだが、2曲目に予定していたセヴラックの曲「ポンパドゥール夫人へのスタンス」の譜読みを開始した。思ったより難しそう。苦戦の予感…。





上のCDは舘野泉さんが弾いたセヴラックのピアノ曲集。2枚組で、主だった曲はほとんど入っているようだ。主な収録曲は下記。
  • 大地の歌
  • ラングドック地方にて
  • 水の精と不謹慎な牧神
  • 日向で水浴びする女たち
  • セルダーニャ
  • 休暇の日々から
  • ポンパドゥール夫人へのスタンス


舘野泉さんのことは、恥ずかしながら、左手のピアニストということぐらいしか知らなかったのだが、日本シベリウス協会会長と日本セヴラック協会の顧問でもあるそうだ。偶然にも、いま練習中の2曲とぴったり合っている!なんとなく音楽の好みがあうかも知れない。

Wikipediaから少し引用すると…。

1964年よりヘルシンキに在住し(奥さんはフィンランド人のソプラノ歌手、マリア・ホロパイネンさん)、シベリウスをはじめ、メリカント、マデトヤ、パルムグレン、カスキ、メラルティン、ラウタヴァーラ、コッコネン、ノルドグレンなど、フィンランドの近現代作曲家の作品に取り組み続けている。日本シベリウス協会会長を務める。

また、若い頃からセヴラックに惹かれ、自身のレパートリーに組み入れている。2002年には日本セヴラック協会を作り、顧問を務めている。

1968年、メシアン・コンクールで第2位。同年より国立シベリウス・アカデミーの教授を務めたが、1981年以来フィンランド政府より芸術家年金を与えられ、以降教職を退いて演奏活動に専念している。

メリカントの名前も入っている。知らない作曲家の名前もたくさんあるので調べてみようと思う。舘野泉さんの演奏も少し聴いてみたい。


ところで、セヴラックを予定より早く始めた理由であるが…。実は、シベリウスの「エチュード」を1時間続けて練習するとちょっと疲れてしまうからだ。

きれいな曲なのだが、やはり「エチュード=練習曲」なので、音の構成も曲の構成もやや単純なのである。飽きるということもないのだが、繰り返しの練習でなかなか上達しないことが嫌なのだ。

もともとスピードをつけることと、歯切れの良いスタカートを身につけるための選曲であった。選曲は正しかったのだが、スピードもスタカートも、それ以前の「打鍵の正確さ」もそう簡単には上達しないようだ。(まぁ、それはそうだろう…)


なので、シベリウスの「エチュード」は毎日少しずつ、もしかしたら少し長い期間をかけて練習することにしようと思う。

そういえば、練習の効率からいうと、練習のやり方には2種類あるという話を読んだことがある。まとまった時間集中して練習したほうがよい場合と、短時間の練習を毎日繰り返したほうがよい場合とである。スピード・アップと歯切れの良さを身につける練習は、どうも後者のような気がしている。


…ということで、しばらくはシベリウスのスタカート訓練とセヴラックの譜読みを並行してやるつもり。ちなみに、ヘンデルのアリア「私を泣かせてください」も、忘れないために1〜2度弾くようにしている。



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