2014年7月7日月曜日

滑らかにゆっくり弾く練習:ドビュッシー「アラベスク」

■ 近況:練習の進み具合

ドビュッシーのアラベスク第1番、練習期間を延長して1週間がたった。少し進んだかな、というところとなかなか進歩しないところとがある。


いくつかの難所をクリアしつつあることと、ある程度、曲らしく弾けるようになったことは進歩と言っていいだろう。

一方で、中間部分の暗譜がなかなかできないことと、最後の難関になりそうな32~34小節のところにかなり苦戦している。この部分である(同じパターンでもう1小節ある)。




これをクリアするためには、あと1週間「繰り返し練習」しかないと思う。


ところで、もう一つ気になっていることがある。「ぎこちなさ」というのか、流れが滑らかでないのだ。


■ 滑らかにゆっくり弾く

そこで昨日から、少し「滑らかにゆっくり弾く」練習を取り入れることにした。正確に言うと、「滑らかに(脱力してふわっと)弾くために、ゆっくりと弾く」練習をする、ということである。

下記の記事に書いたように、弾くときの脱力(腕・手首・指の使い方)に加えて、その前後の弾いていないときや手の移動のときにも「ふわっと」脱力することを意識して練習している。


しかし、難しいところや暗譜が不十分なところではどうしても力が入ってしまう。その結果、フレーズ内のリズムが乱れるような「ぎこちない」弾き方になってしまう。


もう一つは、フレーズ間のつなぎの「ぎこちなさ」である。これも余裕がある場合はいいのだが、少し音がとぶようなところでは、「ふわっと」移動ができていない。次の音を意識して手が固まっている感じである。

たぶん、この二つの「ぎこちなさ」が音楽の流れの悪さにつながっていると思われる。これを克服するための「ゆっくり弾く」練習である。もちろん、「ふわっと脱力して」は必須である。


目標としては、あと1週間でなんとか弾ける(自己満足できる)レベルまでにはもっていきたいと考えている。ちょっと厳しいかも知れないが、進歩することを信じてやってみよう…。



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