2014年7月30日水曜日

ドビュッシー「プレリュード集」について

ドビュッシーのベルガマスク組曲の「プレリュード」を練習している。これ以外にドビュッシーには「前奏曲集(プレリュード集)」があるのは知っていたが、恥ずかしながら「亜麻色の髪の乙女」を除いてほとんど曲を思いつかない。そこでひととおり聴いてみた。


その前にどんな曲があるのか、ピティナの「ピアノ曲事典」で調べてみた。第1集と第2集があり12曲ずつ。

プレリュード(前奏曲)集 第1集 
/ Préludes 1 [1909-10年][37'00"]

  1. デルフィの舞姫たち / "Danseuses de Delphes"
  2. 帆 / "Voiles"
  3. 野を渡る風 / "Le vent dans la plaine"
  4. 音と香りは夕暮れの大気に漂う / "Les sons et les parfums tournent dans l'air du soir"
  5. アナカプリの丘 / "Les collines d'Anacapri"
  6. 雪の上の足跡 / "Des pas sur la neige"
  7. 西風の見たもの / "Ce qu'a vu le vent d'ouest"
  8. 亜麻色の髪の乙女 / "La fille aux cheveux de lin"
  9. とだえたセレナード / "La serenade interrompue"
  10. 沈める寺 / "La cathedrale engloutie"
  11. パックの踊り / "La danse de Puck"
  12. ミンストレル / "Minstrels"


プレリュード(前奏曲)集 第2集
 / Préludes 2 [1910-13年][33'30"]

  1. 霧 / "Brouillards"
  2. 枯葉 / "Feuilles mortes"
  3. ヴィーノの門 / "La Puerta del Vino"
  4. 妖精は良い踊り子 / "Les fees sont d'exquises danseuses"
  5. ヒースの茂る荒れ地 / "Bruyeres"
  6. 風変わりなラヴィーヌ将軍 / "General Lavine-eccentric"
  7. 月の光がふりそそぐテラス / "La terrasse des audiences du clair de lune"
  8. オンディーヌ / "Ondine"
  9. ピックウィック卿を讃えて / "Hommage a S.Pickwick, Esq.P.P.M.P.C."
  10. カノープ / "Canope"
  11. 交代する3度 / "Les tierces alternees"
  12. 花火 / "Feux d'artifice"


ひととおり聴いてみて、やはりはっきり知っていいるといえるのは「8.亜麻色の髪の乙女」だけ。なんとなく聴き覚えがあるものは第1集の第1番~第5番くらいまで。

第2集はほとんど初めて聴くような曲ばかりである。(「聴く」ほうの勉強不足である…)ちなみに、ピティナでは、「8.亜麻色の髪の乙女」がステップ課題曲、第1集最後の「12.ミンストレル」がコンペ課題曲となっている。


第1印象として、ちょっと気に入った曲は、第1集では「4.音と香りは夕暮れの大気に漂う」と「5.アナカプリの丘」、第2集では「4.妖精は良い踊り子」と「5.ヒースの茂る荒れ地」。

両方ともたまたま4番目と5番目の曲。ただ第1集の2曲は、今年のラ・フォル・ジュルネのマスター・クラスの曲目だったので、その分聴きなれているのが理由かもしれないが…。



24曲すべてに詩のようなタイトルがついている。フランス語のニュアンスが分かるといいのだが、残念ながらさっぱり分からない…。この時代の音楽は、文学や美術、あるいは風景や自然現象にインスパイアされたものも多いので、本当はフランス文学や当時の美術も知っておくといいのかもしれない。

「フランス語のニュアンス」といえば、曲そのものにも、やはり作曲家の母国語の影響が出るのではないかと思う。フランス語の詩につけた音楽を考えると分かりやすいと思うが、たとえ歌詞がなくても身体に染み付いた母国語のイントネーションとかニュアンスが自然に音楽に反映されると思う。

ピアノの演奏でも、フランス人ピアニストの弾くドビュッシー(などのフランス物)は、どこかフランスの香りがするというか、一味違うような気がする。


ちなみに、今回聴いたのは、フランス人のエマールさんの『ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻』というCD。もう少し聴き込んでみようと思っている。




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